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こんなに大変!?甘くみてはいけない刺青・タトゥーを除去する治療


■大きな刺青・タトゥーに適した除去治療とは?

刺青・タトゥー除去の手術方法には、切除、レーザー、植皮、削皮とさまざまありますが、現在、さまざまな意見が飛び交い、混乱が生じています。その後の生活に支障が出ない方法をしっかりと見極めて選ぶ必要があります。

刺青・タトゥーが身体のどの部分に入っているのか、墨の深さはどのくらいなのか、色は?など、さまざまな角度から診て手術方法を決定する必要がありますが、まず、刺青・タトゥーの大きさによって、適している治療法と適さない治療法とに分けることができます。

今回は、“大きな刺青・タトゥー”を除去するための治療法についてお話します。当院では、大きな刺青・タトゥーを除去するには「削皮」をオススメしています。削皮ですと、ツッパリ感や痛みなどの症状が少なく、背中いっぱいの巨大な刺青・タトゥーも除去することができます。

「切除」は大きな刺青・タトゥーには適しません。小さな刺青・タトゥーにのみ対応できます。切除とは、皮膚を切り取って、両端をぐっと引き寄せて、縫い合わせるという手術です。

皮膚はほんの少ししか伸びませんので、大きく切り取った場合は、両端を引き寄せようにも引き寄せられません。

無理に引き寄せて縫合すると、パツンパツンになりますし、縫い合わせた部分が左右に引っ張られ続け、その張力によって傷の幅が太く広がり、ミミズ張れやケロイドになります。痛みやしびれなどの症状も現れます。

また、皮膚は引っ張り続ければそのうち伸びるというものでもありません。

そのため、当院では「一回目と二回目の手術の間に皮膚が伸びます。伸びたら次の部分を切除しましょう」という“分割切除”は行っておりません。何回に分割したとしても「大きな刺青・タトゥーには適さない」というのが原則なのです。

では、「レーザー治療」はどうでしょうか?レーザーを照射すると、必ず皮膚にやけどが生じます。そのやけどによって皮膚表面がコーティングされていきますので、レーザーがはじかれてしまい、だんだんと効かなくなっていきます。100回打てば消えるというものではないのです。
色が薄くなる程度であり、刺青・タトゥーが中途半端に残ってしまうため、治療結果に不満を抱いている方が多いのが現状です。また、マダラになったり、ボコボコと盛り上がった傷痕ができるという欠点もあります。


大きな刺青・タトゥーに対応できる手術は「植皮」か「削皮」です。しかし、植皮は術後の見た目が非常に悪く、パッチワーク状になったり、境界線が目立つのが特徴です。素人が見ると、まるで「ケロイド」「うろこ」という意見が大多数です。

また、太ももなどから皮膚を採皮して貼り付けるという手術ですので、採皮部分にも傷痕ができます。

■大きな刺青・タトゥーには「削皮」がオススメ

当院では、大きな刺青・タトゥーに対しては、削皮をオススメしておりま
す。

削皮とは、皮膚を削り取るという治療法で、墨の約90%を削り取るというイメージです。削った部分は擦り傷になり、その傷を治すために自分の細胞が集まってきて、傷を治すと同時に残りの墨を食べて薄くしてくれます。

自然治癒力を活かした治療法と言えるでしょう。削皮はツッパリ感や痛みなどの症状が少なく、背中いっぱいの大きな刺青・タトゥーも除去できます(削皮によって墨が薄くなった状態に後日レーザーを照射するとさらに効果的です)。

■ネット上の口コミは信頼できるの?

しかし、ネット上ではさまざまな意見が飛び交い、この「削皮」に対しても賛否両論の意見が繰り広げられています。もちろん、良い意見もありますが、批判的な意見も多いものです。

「臭くなる」「術後は風呂に入れない」などと書かれていたり、非常に難易度の高い手術であるにも関わらず「手抜き」と酷評されていることもあります。

しかし、実際は、術後には風呂に入れるため臭くなるということはなく、さらに、手抜きどころか私自身にとってもスタッフにとっても精神的・肉体的に一番疲れる厳しい手術です。

また、削皮は非常に難易度の高い手術であり、医師の技術によって、削る深さによって、結果が「天国と地獄」のように違ってきます。当院ではわずか100分の1mmの差を意識して削っています。

さまざまな情報が飛び交う世の中で、いったい誰の意見を信じればいいのでしょう?

ネット上ではなくリアルな世界で、しかも自分が信頼できる人物が「実際に手術を受けて良かった」と言っているのであれば、少なくとも参考にはなるでしょう。

ネット上の書き込みや口コミのような「顔の見えない素人」の意見は信頼すべきではないでしょう。良い意見も、悪い意見も、玄人が素人を装って書いているようなものが多く見られます。やらせやサクラが多いと言えるでしょう。

本物の良心的な素人の意見に運よく当たったとしても、そのまま鵜呑みにすることはできません。

なにしろ、刺青・タトゥー治療とは、医者の腕前はもちろん、刺青・タトゥーの部位、大きさ、墨の色・深さ、治療後のライフスタイル、体質など、さまざまな条件が絡み合って術後の仕上がりが決まってくるのです。

ご自身の条件とまったく同じでなければ、そのまま鵜呑みにすることはできません。

膨大な情報が飛び交う世の中です。何でも鵜呑みにせず、疑った方が良いでしょう。そして、まず疑うべきは自分自身かもしれません。もしかしたら、何かに洗脳されているかもしれません。

■著者:六本木境クリニック 院長 境隆博
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