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【ベストセラー健康法】“眼球に異常なくても…その目の不調、心から来ているかも


スマホやパソコンで日々酷使されている目。見えづらい、ぼやけるなどの症状があっても眼科では「異常なし」と診断されることも。もしかしたら、原因は眼球以外の場所にあるかもしれない。

 「神経眼科」という言葉を目にしたことがあるだろうか。これは、視覚機能を眼球だけではなく脳の機能とともに考えるもので、一般眼科に比べると新しい領域といえる。眼科医の若倉雅登氏は、神経眼科を学ぶ中で、精神面も含めて眼科臨床を考えていくべきだと気付き、目の心身医学といえる「心療眼科」を提唱。神経眼科、心療眼科の第一人者として診察にあたっている。

 その若倉氏が、現代人の目の不調を脳や神経、心の問題と絡めて解説するのが『心療眼科医が教える その目の不調は脳が原因』(集英社)だ。

 視野や色覚など、見え方を構成する要素は眼球だけで完結しているのではない。眼からの信号が脳に伝わり、視覚に関する大脳の機能が働いて初めて実現するのだ。しかし、一般の眼科では視力などの数値や眼球だけに注目し、数値や画像に示されない患者の感覚に寄り添ってこなかったと若倉氏は指摘する。

 たとえば、見え方に不具合があっても眼球に異常がないなら、「神経眼科の立場から症状を見直すべきだ」と若倉氏は語る。

 しかし、神経眼科的スタンスで患者を診ることができるのは眼科医全体のうちの1割にも満たないそうだ。不調の原因がわからず、眼科を転々とした末に、ワラにもすがる思いで若倉氏の神経・心療眼科外来に行きつく患者もいる。

これは、まばたきがうまくできないなどの運動障害、感覚過敏、不眠や抑うつといった精神症状の三要素が絡み合う神経疾患で、原因は大脳の神経回路の不調にある。眼科で検査しても眼球に異常は見られないため、「ドライアイ」などの誤診で片づけられる患者が少なくないという。

 ドライアイや原因不明の眼精疲労、加齢性眼瞼下垂と診断されている人は、別項の7項目のうち一つでも当てはまれば、眼瞼けいれんである可能性が高いそうだ。

 「『眼科で異常なしと言われていたけれど、本書を読んで、このような症状が自分だけではないことがわかった』といった反響がありました。眼球はあくまでも視界の入口であり、脳が重要な役割を果たしていることを知っていただきたいと願っています」(編集担当の集英社・東田健さん)

 本書には「白内障手術をしたら見えなくなった」という例も。ある患者は、術後、視力は改善したものの視野の異常を訴えたという。これは、手術によって視覚の環境が一気に変化し、視覚情報の質が変わったために起こる。情報を受け取る側である脳も徐々に変化に対応するが、適応するのに時間がかかるケースもあるそうだ。

 視覚の奥深さを教えてくれる一冊。索引つきで、気になる症状から調べられるのも便利だ。(井田峰穂)

 ■ドライアイにはない「眼瞼けいれん」の特徴

 (1)目を細めてまぶしそうな表情をする

 (2)薄目で下向きの姿勢がラクだと気付いている

 (3)素早い連続的なまばたきができない

 (4)薄暗いところでもまぶしさを自覚する

 (5)両目を開けているより、片目をつぶるとラク

 (6)ものや人にぶつかりやすい

 (7)突然、金縛りになったように目が開かなくなる

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