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薬の飲み忘れ、飲み間違いを防ぐには


 皆さん、薬の飲み忘れ、飲み間違いはありませんか? 気を付けているつもりでも、薬を飲まれている方なら一度は経験があるのではないでしょうか。今回は飲み忘れ、飲み間違いを防ぐ工夫や、対処法をタイプ別にご紹介します。

■飲んだかどうか分からなくなる、うっかり忘れてしまう人
 1週間分や1日分の薬がセットできるお薬カレンダーやピルケース、小袋を使用し、薬をあらかじめセットしておく方法がお勧めです。薬の数が少ない方は、薬のシートにペンで日付を書いておくのも簡単でいいですね。薬を飲んだかどうかが一目で分かるようになります。そしてセットした薬を食卓やリビングなど目に付く所に置いておくことで飲み忘れの防止にもなります。この方法は毎回、薬を用意するのが面倒な方にもお勧めです。外出先や職場へ持っていくのを忘れてしまうという方は、いつも持ち歩くかばんや職場にも予備の薬を置いておくとよいでしょう。

■決まった時間の薬を忘れてしまう人
「朝の薬は忘れないが、夜の薬はつい忘れて眠ってしまう」というように、決まった時間の薬を忘れてしまう方は、用法の変更を医師に相談してみるのも一つの方法です。例えば、長時間作用型のスルホニル尿素(SU)薬(グリメピリドなど)は、通常1日1回の薬ですが、1日2回で処方されている場合もあります。1回に変更できないか相談してみましょう。食前と食後両方に薬を飲む指示がある方では、食後の薬も食前へまとめることが可能な場合もあります。

 また、飲み忘れた場合でも、気が付いたときに遅れて飲んでも問題のない薬もあるため、その回の服用を飛ばさなくて済む場合があります。薬ごとに飲み忘れ時の対応を確認してみましょう。

■ 薬の種類が多く、飲み間違えてしまう人
 このような方は、薬の一包化を試してみましょう。一包化とは、服用時間が同じ薬を薬局などで1回分ずつ1袋にまとめてもらう方法です。

 その他にも、最近では配合剤と呼ばれる複数の薬効成分を一つの薬の中に配合した薬や、1回服用すると効果が1週間持続するタイプの週1回製剤も多く発売されています。これらを上手に活用して、1回の服用量や回数、手間を整理することで飲み間違いを少なくすることが期待できます。

 医師や薬剤師に飲み忘れ、飲み間違いを伝えることをためらってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、ぜひ相談してください。正しく服用できる方法を一緒に見つけていきましょう。

大阪大学医学部附属病院 薬剤部 病棟薬剤室
嶺尾 里奈(みねお・りな)

※『月刊糖尿病ライフさかえ 2019年10月号』「お薬との上手な付き合い方」より
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