ホクロが年々増えていく……これは何か怖い病気のせい?
場所によっては気になる存在のホクロ。増えるのはよくない、と聞きますが、いつの間にかあちこちに増えていたとしたら……。
首や腕、背中など、自分では見えづらい場所にも増えているとしたら、何か病気も心配されるのでしょうか?
年々増えるホクロについて、病気の可能性や原因を、私のクリニック目白の平田雅子先生にお聞きしました。(以下、平田先生)
子供のころから年々増えてきているホクロということですと、単純黒子、もしくは後天性色素性母斑であろうと考えられます。
単純黒子は幼児期ごろより発症する直径数ミリの斑のこと。
後天性色素性母斑は直径1cm以下の斑になります。単純黒子は色素性母斑の初期段階のものと言われています。
たいていは黒色または黒褐色をしていて、盛り上がりのない平らなものです。
いずれにしても、メラニン色素を作る色素細胞の良性の腫瘍(しゅよう)です。あまり心配しなくて大丈夫でしょう。
私たちが成長するにつれて、それらは少しずつ大きさや色の濃さ、数が増えていきますが、60歳ごろより自然に数が減り、色も薄くなってくるはずです。
良性のものであれば治療の必要は無いのですが、もしも精神的にストレスを抱えていたり、気持ちの上で負担になるようなら、皮膚科や美容外科などに相談し、レーザー治療や切除手術などを受けることも可能です。
その場合、レーザー治療は保険適用外なので、費用的なことも含めて事前に医師とよく相談してくださいね。
本来、ホクロは背中や胸など体のどこにでも出るもので、紫外線とは関係が無いと言われていましたが、実際には日光が当たりやすい皮膚に生じることが多いのです。
それに、ホクロの出やすい人は紫外線にも弱い傾向があるので、なるべく紫外線対策をしておいた方が良いでしょう。
また、最近では、ホクロは遺伝的なものや紫外線の影響以外に、女性ホルモンの影響を指摘する声もあります。
ホルモンバランスが崩れると、メラニンを生成するメラノサイトが刺激され過剰に働いてしまうことがあるのです。
女性ホルモンは不規則な生活やストレスで簡単に乱れてしまうものなので、睡眠不足や冷えなどに気をつけ、ストレスをためないように工夫しましょう。
ただし、ホクロのなかには、ごくまれに悪性黒色腫(ホクロのガン)があります。
少しずつ大きさが増して直径7mm以上になるものや、色が濃くなったり、色に黒、茶、青、白などのムラが生じているもの、出血しやすいもの、あるいはホクロの形が不均衡である場合などは、念のために皮膚科で検査を受けておくことをおすすめします。
首や腕、背中など、自分では見えづらい場所にも増えているとしたら、何か病気も心配されるのでしょうか?
年々増えるホクロについて、病気の可能性や原因を、私のクリニック目白の平田雅子先生にお聞きしました。(以下、平田先生)
子供のころから年々増えてきているホクロということですと、単純黒子、もしくは後天性色素性母斑であろうと考えられます。
単純黒子は幼児期ごろより発症する直径数ミリの斑のこと。
後天性色素性母斑は直径1cm以下の斑になります。単純黒子は色素性母斑の初期段階のものと言われています。
たいていは黒色または黒褐色をしていて、盛り上がりのない平らなものです。
いずれにしても、メラニン色素を作る色素細胞の良性の腫瘍(しゅよう)です。あまり心配しなくて大丈夫でしょう。
私たちが成長するにつれて、それらは少しずつ大きさや色の濃さ、数が増えていきますが、60歳ごろより自然に数が減り、色も薄くなってくるはずです。
良性のものであれば治療の必要は無いのですが、もしも精神的にストレスを抱えていたり、気持ちの上で負担になるようなら、皮膚科や美容外科などに相談し、レーザー治療や切除手術などを受けることも可能です。
その場合、レーザー治療は保険適用外なので、費用的なことも含めて事前に医師とよく相談してくださいね。
本来、ホクロは背中や胸など体のどこにでも出るもので、紫外線とは関係が無いと言われていましたが、実際には日光が当たりやすい皮膚に生じることが多いのです。
それに、ホクロの出やすい人は紫外線にも弱い傾向があるので、なるべく紫外線対策をしておいた方が良いでしょう。
また、最近では、ホクロは遺伝的なものや紫外線の影響以外に、女性ホルモンの影響を指摘する声もあります。
ホルモンバランスが崩れると、メラニンを生成するメラノサイトが刺激され過剰に働いてしまうことがあるのです。
女性ホルモンは不規則な生活やストレスで簡単に乱れてしまうものなので、睡眠不足や冷えなどに気をつけ、ストレスをためないように工夫しましょう。
ただし、ホクロのなかには、ごくまれに悪性黒色腫(ホクロのガン)があります。
少しずつ大きさが増して直径7mm以上になるものや、色が濃くなったり、色に黒、茶、青、白などのムラが生じているもの、出血しやすいもの、あるいはホクロの形が不均衡である場合などは、念のために皮膚科で検査を受けておくことをおすすめします。