朝、トイレに行くと排尿痛がする…もしかしたら性病?
■朝、トイレに行くと排尿痛がする
朝、寝ぼけ眼でトイレに行くと、尿道が滲みるように痛い……。激痛ではないので、気にならないと言えば気にならない。でも、確かにいつもと違う気がする。そのような朝を迎えられたことはありませんか?
もし、その数日前に決まったパートナーとではなく、別の相手やよく知らない相手と性行為や類似の行為(オーラルセックス)、ディープキスをしていたら、性病に感染しているかもしれません。
気のせいかもしれないと思い放置していると、だんだん白っぽい透明な膿(うみ)も出始めてきます。
■クラミジアとは
このような自覚症状があったら、性器クラミジアに感染している可能性があります。
・朝、トイレに行くと排尿痛がする
・性器がむず痒い
・白っぽい透明な膿(うみ)がでる
クラミジアは、Chlamydia trachomatis(クラミジア・トラコマチス)に感染することによって発症します。感染場所は、男性の場合は尿道と咽頭、女性の場合は膣内と咽頭になります。
性器クラミジアの場合、男性には症状が現れやすいのですが、女性は症状がおりものが増える程度で、クラミジアに感染していることに気がつかないことがあります。
また、咽頭クラミジアといって、のどに感染していることもありますが、こちらも症状が出にくく、気がつかないまま口から性器へ、性器から口へ感染させてしまうことがあります。
そのためクラミジアは、男性・女性ともに最も感染患者数が多い性病となっています。
■「性病かな?」と思ったらどうすべき?
病院に行って検査を受けましょう。男性の場合は、泌尿器科や性感染症内科(性病科)。女性の場合は、婦人科でも診療できます。
男性の場合は、1時間ほど尿をためた後の尿検査、女性は膣の分泌物を採取して検査を行います。のどを調べる場合は、生理用食塩水でうがいし、そのうがい液で検査をします。一般的には、あまり痛くない検査と言えるでしょう。
検査の種類は、30分程度で判明する即日(迅速)検査。もしくは、2日から1週間程度で結果が判明する精密検査があります。また、病院によっても、病院内で検査を行うのか、検査会社に依頼して検査を行うのかによって、判定日数が異なります。
■クラミジアの治療法
日本性感染症学会によって推奨されている性器クラミジア感染症の薬は、いくつかありますが、現在では1回の飲み薬で完治する薬を勧めています。理由は、1回の服用で十分な効果が得られること。
また、7日間服用するといった薬ですと、飲み忘れや、自身の判断で最後まで薬を飲まない患者もいるためです。
■治癒確認検査も必ず行いましょう
クラミジアに感染後、投薬治療を行ったら、必ず4週間後にPCR法(精密検査)を行うようにしましょう。病原体が確実に感染していない状態にもどっているのか(陰転化)を確認します。
また、4週間は少し長い期間に思われますが、精密検査の精度が良くなっていますので、菌の死骸に反応して偽陽性(感染が疑わしい)と判定されることを防ぐためです。
■ピンポン感染にご注意!
自分が感染していたら、パートナーも一緒に治療するようにしましょう。いわゆる「ピンポン感染」を防ぐためです。
また、治癒確認検査が終わっていないのに性行為や類似する行為を行うと、相手に感染させてしまうことになりますので、こちらも気をつけましょう。
朝、寝ぼけ眼でトイレに行くと、尿道が滲みるように痛い……。激痛ではないので、気にならないと言えば気にならない。でも、確かにいつもと違う気がする。そのような朝を迎えられたことはありませんか?
もし、その数日前に決まったパートナーとではなく、別の相手やよく知らない相手と性行為や類似の行為(オーラルセックス)、ディープキスをしていたら、性病に感染しているかもしれません。
気のせいかもしれないと思い放置していると、だんだん白っぽい透明な膿(うみ)も出始めてきます。
■クラミジアとは
このような自覚症状があったら、性器クラミジアに感染している可能性があります。
・朝、トイレに行くと排尿痛がする
・性器がむず痒い
・白っぽい透明な膿(うみ)がでる
クラミジアは、Chlamydia trachomatis(クラミジア・トラコマチス)に感染することによって発症します。感染場所は、男性の場合は尿道と咽頭、女性の場合は膣内と咽頭になります。
性器クラミジアの場合、男性には症状が現れやすいのですが、女性は症状がおりものが増える程度で、クラミジアに感染していることに気がつかないことがあります。
また、咽頭クラミジアといって、のどに感染していることもありますが、こちらも症状が出にくく、気がつかないまま口から性器へ、性器から口へ感染させてしまうことがあります。
そのためクラミジアは、男性・女性ともに最も感染患者数が多い性病となっています。
■「性病かな?」と思ったらどうすべき?
病院に行って検査を受けましょう。男性の場合は、泌尿器科や性感染症内科(性病科)。女性の場合は、婦人科でも診療できます。
男性の場合は、1時間ほど尿をためた後の尿検査、女性は膣の分泌物を採取して検査を行います。のどを調べる場合は、生理用食塩水でうがいし、そのうがい液で検査をします。一般的には、あまり痛くない検査と言えるでしょう。
検査の種類は、30分程度で判明する即日(迅速)検査。もしくは、2日から1週間程度で結果が判明する精密検査があります。また、病院によっても、病院内で検査を行うのか、検査会社に依頼して検査を行うのかによって、判定日数が異なります。
■クラミジアの治療法
日本性感染症学会によって推奨されている性器クラミジア感染症の薬は、いくつかありますが、現在では1回の飲み薬で完治する薬を勧めています。理由は、1回の服用で十分な効果が得られること。
また、7日間服用するといった薬ですと、飲み忘れや、自身の判断で最後まで薬を飲まない患者もいるためです。
■治癒確認検査も必ず行いましょう
クラミジアに感染後、投薬治療を行ったら、必ず4週間後にPCR法(精密検査)を行うようにしましょう。病原体が確実に感染していない状態にもどっているのか(陰転化)を確認します。
また、4週間は少し長い期間に思われますが、精密検査の精度が良くなっていますので、菌の死骸に反応して偽陽性(感染が疑わしい)と判定されることを防ぐためです。
■ピンポン感染にご注意!
自分が感染していたら、パートナーも一緒に治療するようにしましょう。いわゆる「ピンポン感染」を防ぐためです。
また、治癒確認検査が終わっていないのに性行為や類似する行為を行うと、相手に感染させてしまうことになりますので、こちらも気をつけましょう。