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タバコを吸う人の片手にはいつもコーヒー 相性がいいワケと健康リスクとは?


酒類、タバコ、コーヒー、お茶は「嗜好品(しこうひん)」と言われます。生命を維持するのに必要な食品とは違って、おもに「楽しみ」としてとるのが嗜好品です。

なかでも、タバコとコーヒーは相性がいいようで、喫煙所では、必ず缶コーヒー片手に煙をくゆらせる姿が見受けられます。実際、喫煙者に聞くと「この2つは欠かせないでしょ」との回答。このコンビが好まれるのは、どうしてなのでしょうか?

◆疲労回復と興奮剤 脳内のドーパミンが双方から刺激される!
脳疲労を癒し、瞬時に元気にしてくれるのが「嗜好品」です。タバコはニコチンに薬理作用があり、少量では興奮、多量だと鎮静の、両方の作用があります。

コーヒーにはカフェインが含まれ、眠気が覚め、頭が冴え、やる気と元気が出る興奮作用があります。

また、缶コーヒーには製品によって原材料に砂糖が使用されているものも多く、白砂糖を摂取するとすぐに酵素によってブドウ糖に分解され、血液によって脳に運ばれ、エネルギー源となります。

ですから、タバコとコーヒー(とりわけ砂糖の入った缶コーヒーなど)は、互いの相乗効果で、瞬時にして疲れを取り去り、元気でやる気にさせ、気分を向上させてくれるのです。

タバコとコーヒーの相性が良いと感じるのはこのためと言えるでしょう。「脳内快楽物質」と呼ばれるドーパミンの働きによるからです。

◆あなたの脳はどんな状態?
仕事では、厳しいノルマを課せられながらもスピードと効率を高めるよう駆り立てられるる私たち。仕事で多忙なスケジュールをこなしながら、家庭でも父親や母親としての責任を果たそうと頑張っています。

また、インターネットではさまざまな通信機能が発達し、なかなかonとoffの切り替えができなくなってきています。1日でさまざまなことをしなければならず、生活時間も乱れがちに。脳が慢性の疲労状態に陥っていることも少なくないでしょう。

◆脳疲労のセルフ・チェック
 □ イライラしたり、怒りやすくなっている
 □ 夜型の生活が中心で、朝、起きるのが辛いと感じている
 □ 夜中や夜明け前に目が覚めることが多い
 □ コーヒーやお茶を飲まないと、一日が始まらない
 □ 頭にどんよりと雲がかかったような感じがしている
 □ 集中できないことが多い
 □ 元気を出すのに、甘いもの、カフェイン、タバコが必要
 □ 疲れを感じることが多い
 □ 砂糖がたっぷり入った食品や、カフェイン、タバコで頭痛が治まる
 □ スリルでドラマティックな展開を期待している

以上に当てはまるものが多いほど、あなたの脳は疲労しています。

◆耐性や依存性の問題
タバコやコーヒーのとりすぎで問題視されるのは、ドーパミンの過剰分泌による「依存性」です。

タバコもコーヒーも、一時的な疲労回復や元気・気分の向上には役立ちますが、常習化したり、過剰摂取が続くと、ドーパミンを枯渇させ、以前より大量に摂取しないと効果が出なくなり(耐性)、ついには、それなしにはいられない「依存症」に発展するリスクがあります。

また、タバコには肺がんや心臓病などの健康リスクと精神的依存、コーヒーの飲みすぎ(1日5杯以上は過剰という見解もあります)は、頭痛・不整脈・イライラなどの離脱症状(禁断症状)や、記憶力の低下などが指摘されています。

タバコがカフェインの効きを悪くするという知見もあります。

◆「たしなむ」に留まる
タバコもコーヒーも、適度・適量を「楽しむ」という、嗜好品本来の「たしなみ」に徹していればよいのですが、ハマってしまうと、以上にあげた健康リスクを抱えることになってしまいます。

飲まずにはいられない状態から、生活習慣を改善して、適度に飲むことをエンジョイしたいですね。

●井上 愛子(いのうえ あいこ)
保健師・助産師・看護師・保育士
株式会社とらうべ社員。産業保健(働く人の健康管理)のベテラン
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