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生ハムメロンはNG?食べ物を消化速度で分類するアダムスキー式腸活法


 明治安田生命保険が行った調査によれば、ステイホームを機に健康意識が高まった人の中で最も実践者が多かった改善策が「食事・栄養に気を配る」こと。免疫力を高める食品にも注目が集まり、体にいい食事メニューを考えることを意識する人も多いだろう。しかし、お茶の水健康長寿クリニック院長の白澤卓二さんはこの風潮に警鐘を鳴らす。

「健康にいいといわれている食べ物でも、摂り方を間違えればその効果は半減します。それどころか、組み合わせによっては栄養素が体にうまく吸収されないことや、体に悪影響が出ることすらあります」

 健康のために摂ったはずの栄養素を有害なものにしないためには、何に気をつけるべきなのか。

消化スピードで組み合わせる

 腸内環境を整えて健康を維持する「腸活」が市民権を得て久しい。腸にいいとされる乳酸菌や食物繊維を積極的に摂っている人も多いだろう。

 しかし、澤田肝臓・消化器内科クリニック院長の澤田幸男さんは、最新の研究から、食べ物そのものよりも組み合わせこそが腸に大きな影響を与えることがわかったと指摘する。澤田さんが最新知見として注目するのは、イタリア在住の自然療法士であるフランク・ラポルト=アダムスキー氏が提唱する「アダムスキー式腸活法」だ。

「この方法が画期的なのは、体内で消化される速度を軸に食品を大きく2つに分類したこと。アダムスキー氏は、胃から腸までの消化管を30分~2時間で通過、つまり消化される食べ物を『ファスト』、それ以外で平均8~10時間かかる食べ物を『スロー』としています」(澤田さん・以下同)

 ファストを代表する食べ物は、果物やはちみつ、ヨーグルト、トマト、かぼちゃ、香辛料。スローは肉や魚、チーズ、パスタ、パン、米、ナッツ類、大豆、さつまいも、里いもなどだ。

「『スロー』に含まれる品目の方が圧倒的に多く、基本的に『ファスト』に分類されないものはすべて『スロー』です。同じカテゴリーに分類されたものを組み合わせて食べれば消化吸収される時間が変わらないため、効率よく栄養を取り込むことができる。腸内環境が整い、快便にもつながります」

 裏を返せば、「ファスト」と「スロー」を組み合わせて食べると、消化時間の違いから体に悪影響を及ぼす。

「トマトとチーズを使ったカプレーゼや、トマトパスタやマルゲリータ、生ハムメロン、香辛料を使ったタンドリーチキンなどは、よく食べられている組み合わせですが『アダムスキー式』に照らし合わせると、避けた方がいいということになる。

 これらの組み合わせは消化するまでに通常の3倍以上の時間がかかるといわれ、その結果、腸内で食べ物の腐敗が起こり、有害物質が発生する。腸に負担がかかり、自浄作用も弱まってしまうのです」

 自炊するときはファストとスローの組み合わせはできるだけ避けた方がいい。とはいえ、忠実に実践するのは相当難しい。

 澤田さんは、そんなときは、ファストでもスローでもない「ニュートラル」に分類される食材を一緒に食べるといいとアドバイスする。ニュートラルに属するのは、なす、油、酢、玉ねぎ、赤ワイン、紅茶やコーヒーなどがあげられる。

「ニュートラルの食品は一緒に食べたものの消化を速めるため、ファストとスローの組み合わせを中和します。例えばトマトを使ったパスタなら、オリーブオイルをパスタにたっぷり入れるだけでなく、一緒に食べるサラダやパンにもかけるといい。また、和食は両方同じ『スロー』に分類される『納豆ご飯』など、同じカテゴリー同士の組み合わせが多いため、積極的に取り入れるといい」

腸にいい食品が悪影響に

 消化のスピードが同じでもその成分が理由で胃や腸に悪い影響を与える“NGコンビ”もある。白澤さんは消化不良を起こす代表的な組み合わせとして「寒天+卵」をあげる。

「寒天に含まれるガラクタンという食物繊維と、生の卵白が含有するたんぱく質であるアビシンはどちらも消化しづらく、相乗効果で、腸に負担がかかります。『豚肉+桃』の食べ合わせも避けた方がいい。豚肉には脂質が多いですが、桃の有機酸は脂肪の吸収を阻害するため、一緒に食べると胃もたれしやすい。朝と昼など、時間を少しずらして食べれば問題ありません」(白澤さん・以下同)

 大豆やさつまいも、ごぼうなど胃腸にいいとされる食品でも、組み合わせ次第では悪影響を及ぼすケースがある。

「『大豆+さつまいも』は腸内環境を悪化させます。大豆もさつまいもも不溶性食物繊維が豊富ですが、便秘の改善には水溶性食物繊維も必要です。大豆やさつまいもを一緒に食べることで水溶性食物繊維が不足し、便秘になるケースが。

『ごぼう+緑茶』もできれば避けてほしい。ごぼうにも便秘を解消する不溶性食物繊維が含まれているが、緑茶が含むタンニンには腸の動きを鈍化させる働きがあり、食物繊維の効能を打ち消してしまうことがあります」

 大豆とひじきの煮ものも、腸が弱っているときは避けた方がいい。大豆に含まれるサポニンには排便を促す効果があるが、食物繊維が豊富なひじきと一緒になると、相乗効果で腸が強く刺激され、腹痛を引き起こすことがあるのだ。

※女性セブン2021年3月25日号
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