あなたの健康はお金で買えますか・・・? 妊娠中の食生活に注目…Mg摂取と子供の多動予防に関連性
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妊娠中の食生活に注目…Mg摂取と子供の多動予防に関連性

妊娠中の母親のマグネシウム摂取が生まれる子供の多動問題に予防的な効果がある可能性がある-とする研究成果を、愛媛大大学院医学系研究科の三宅吉博教授(疫学・予防医学)らのグループがまとめ、学術誌の電子版に掲載された。同大は「これまで妊娠中の亜鉛、マグネシウム、鉄、銅、マンガン摂取と生まれた子の行動的問題との関連を調べた疫学研究はない」としている。

 三宅教授は子供の健康状態やアレルギーについて、妊娠中の母親の生活習慣で差が出るのではないかと考え、福岡大学医学部で准教授を務めていた平成19年、九州・沖縄地方で妊娠中の母親と生まれた子供について調べる「九州・沖縄母子保健研究」を開始。産婦人科医を訪れる妊婦に依頼し、栄養など生活習慣に関する調査票に記入してもらう方法で、1757人の妊婦が参加した。

 このときの調査を基本に、子供が生まれたとき▽生後4カ月▽同1年▽同2年▽同3年▽同4年▽同5年-と追跡調査を行ってきたが、今回の研究はこのうち5歳時の追跡調査内容を活用した。

 1199人を対象に、スクリーニング(ふるい分け)に使われる「子どもの強さと困難さアンケート(SDQ)」という方法を採用。「他人の気持ちをよく気づかう」「おちつきがなく、長い間じっとしていられない」「頭がいたい、お腹がいたい、気持ちが悪いなどと、よくうったえる」など25の質問に「あてはまらない」「まああてはまる」「あてはまる」を選んで回答するもので、これを「情緒の問題」「行為の問題」「多動の問題」「仲間関係の問題」「向社会的な行動(人や社会のために援助する行動)」の尺度で分析する。

 このアンケートから導かれた結果を母親のミネラル(亜鉛、マグネシウム、鉄、銅、マンガン)摂取量と関連づけて分析したところ、多動問題では、妊娠中のマグネシウム摂取量が多いほどリスク低下に関連することが、統計学的に有意に認められたという。ほかの問題では関連が認められなかったほか、亜鉛や鉄、銅、マンガンの摂取はいずれも関連がなかったという。

 三宅教授は「妊娠中のマグネシウム摂取は生まれてくる子の多動問題に予防的かもしれない。妊娠中の食生活は大事ということ」とし、愛媛大は今回の成果について「今後、さらなる研究データの蓄積が必要だが、妊娠中の食習慣により子供の行動的問題を予防できる可能性を示す、非常に関心の高い研究成果」としている。

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