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多くの日焼け止めに含まれる発がん性物質「ベンゼン」の詳細と危険性


 日焼け止め はどんなスキンケアルーティンにも欠かせないステップだけれど、なかには安全基準を満たしていないブランドがある。  

先週、ある研究室が、人気のあるサンケア製品のいくつかに有害な可能性のある量の発がん性物質、ベンゼンが含まれていると発表した。  研究室は、アメリカの食品医薬品局(FDA )にそれらの欠陥製品を回収するよう求めている。

2021年5月24日に発表したレポートで、消費者向け製品を定期的にテストしている、オンライン薬局Valisureが、69ブランドの日焼け止めと日焼け後のケア製品である294種類のサンプルを分析したと説明。

そのうち78種類のサンプル(全体の4分の1以上)からベンゼンが検出され、14種類にはFDAが限度としている2ppm以上を含んでいた。

「化学薬品とミネラルをベースにしているスプレーやジェル 、ローションにベンゼンが含まれていた」とValisureは指摘。 Valisureの結果によると、発がん性物質を高いレベルで含んでいるブランドのなかには、ニュートロジーナやサンバム、CVS ヘルス、フルーツ・オブ・ザ・アースなどがある。

心配な結果ではあるが、これらのブランドの全製品にベンゼンが入っているとは証明されていない。 「同じブランドでも、サンプルごとに著しい差があった」とレポートに記している。

Valisureは現在、少なくとも0.01ppmのベンゼンを含んでいたサンプルを含め、40種類に及ぶ日焼け止めのサンプルをリコールするよう嘆願している。 例えば、ニュートロジーナの「UltraSheer Weightless Sunscreen Spray SPF 100」には、テストした中でもっとも多い6.26ppmが検出された。

これは、FDAが限度としている量の3倍のベンゼンが含まれていることになる。 しかし、こうしたニュースが出たからと言って、SPFを使う必要がない、日焼け止めを塗るたびに発がん性物質に身をさらしているというわけではない。

そこで、日焼け止めに含まれるベンゼンについて知っておくべきことや、今夏、安全に過ごすため(そして日焼けを防ぐため)にどんなことができのるかを以下に説明する。

発がん性物質「ベンゼン」とは?

NYのマウント・サイナイ病院皮膚科の美容・臨床リサーチディレクターであるジョシュア・ザイクナー医師は、「ベンゼンは発がん性物質として知られる有機化合物。つまり、がんの成長と関係があるということです」と説明している。

日焼け止め の成分として使われているものではなく、製造過程における汚染の可能性が高いという(多くのブランドの製品によく使われている紫外線吸収剤のアボベンゾンと混同しないこと)。

アメリカ疾病予防管理センター(CDC)のよると、ベンゼンは、室温では無色か淡い黄色の液体だという。プラスチック製造に使われ、ガソリンやタバコの煙にも現れる。 ベンゼンに長期間さらされると、主に血液に影響を与え、白血病や他の血液障害の原因になる可能性があるとCDCは注意している。

日焼け止めに含まれるベンゼンの危険性

今のところ、はっきりしたことはわからないが、FDA はベンゼンをクラス1に分類している。つまり、薬や薬物製品の製造には絶対に必要な場合でない限り、使用を避けるべきだということ。

残念ながら、日焼け止めに含まれるベンゼンを、どのくらいなら安全かを図る基準はない。FDAは、パンデミック渦ではハンド用除菌剤に暫定的に2ppmという制限を設けたが、SPFには類似のものはないという。

「日焼け止めが市販される際に、ベンゼンの検査は通常では行われません」とザイクナー医師。

このグレーゾーンがあるために、私たちはどのくらいベンゼンを肌に塗ると安全ではないのか、あるいはお気に入りの製品にどのくらい含まれているのか本当のところはわからない。特に、値はサンプルによって違いがあったとValisureも言っている。

今回の研究結果によって、リコール対象になったジョンソン&ジョンソン(ニュートロジーナの日焼け止めのメーカー)、サンバム、CVS ヘルスは、CBS Newsに声明を出し、製品にベンゼンは含まれていないと否定。 そして、今後はテストや材料調達について見直しを図ると誓った。

「多くのベンゼンを含む日焼け止めが長年、市販されています。日焼け止めに検出される低量のベンゼンが健康にもたらす影響については、まだわかっていません」とザイクナー医師は言う。

ベンゼンとがんの関連性を考えると、できるだけ避けるのがおそらくベストだ。 Valisureは、ベンゼンがSPF製品に含まれるべきではないと強く主張。さらに、嘆願書の一部では、FDAは1日当たりの制限に加えて、日焼け止めなどの製品における制限も設けるよう求めている。

日焼け止めは安全ではない?

レポートで取り上げられている日焼け止め を捨ててしまいたくなる気持ちは理解できる。 Valisureは、汚染されている製品を捨てるよう勧めている。

また、捨てる前に研究室にサンプルを送ることもできるとのこと。 とは言え、Valisureがテストした大部分の製品には、ベンゼンが含まれておらず、含まれていたとしてもごくわずかな分量である製品が多かった。

なお、バナナボート、コパトーン、クーラ、エルタMDなどの人気ブランドからは検出されなかった。 また、ニュートロジーナやサンバムなど、特定の製品に高い値のベンゼンが検出されたブランドにも、全く含まれていないものがたくさんあった。

レポートで最悪とされたのは、スプレータイプの日焼け止めだが、さらなるリサーチが行われるまでは、エアロゾール式のSPFやサンケア製品はできるだけ避けた方がいいかもしれない(皮膚科医は普通、スプレータイプを勧めない。ムラができやすく、擦り込むのを忘れる人が多いからだ)。

「ボトルから日焼け止めを噴霧する際の高圧ガスの反応によって、おそらくベンゼンが発生するのではないかということが考えられます」 「もともと処方に含まれているものではありませんが、化学反応によって生まれたということです」とザイクナー医師は指摘している。

結論、日焼け止めの使用は継続すること

ダメージを与えるUV波から肌を守ることは不可欠だとザイクナー医師は言う。なぜなら、日焼けによる痛みや早期老化のサイン、皮膚がんの原因になる可能性があるからだ。

日焼け止めに含まれるベンゼンには、健康に問題を起こす可能性があるが、まだ確証はない。 日焼け止めは、太陽のUV波によるダメージから肌を守り、皮膚ガンなどの危険な問題を遮ってくれる。

前述したことを踏まえると、今のところは引き続き、自分が心地よく感じられる日焼け止めを塗ること。

※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。
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