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更年期から「高血圧」になりやすい!? チェックリストと予防法を専門医が解説


若いころ低血圧だった女性でも、40歳以降になると高血圧になる人が急増します。そして、50歳以降では50%以上の女性が高血圧になるといわれています。

高血圧が怖いのは、心疾患や脳卒中のリスクが増加すること。いまからできる高血圧の予防とケアを、慈恵医大晴海トリトンクリニック所長の横山啓太郎先生に伺います。

お話を伺ったのは……
横山啓太郎 先生(東京慈恵会医科大学教授 慈恵医大晴海トリトンクリニック 所長 腎臓・高血圧内科/行動変容外来 診療医長)

取材・文=増田美加(女性医療ジャーナリスト)イラスト=村田善子
『婦人画報』2019年9月号より

更年期から血圧が上がる原因とは?
「更年期以降に血圧が上がる原因はさまざまありますが、特に更年期高血圧の病因として重要なのは、女性ホルモンのエストロゲンの低下です。

エストロゲンは、血管を拡張して血圧を下げる働きがあります。更年期になるとエストロゲンが低下するために高血圧になりやすいのです」と横山啓太郎先生。

エストロゲンの低下は、血圧への影響だけにとどまりません。脂質異常症や骨粗鬆症の原因にも。これらは動脈硬化と関連するので高血圧を助長することにつながります。

「血圧が高いと血管障害を起こします。血管が血液を送っている臓器、すなわち脳、心臓、腎臓を中心に障害を受けることになります。

有名なのは心筋梗塞や脳卒中ですが、解離性動脈瘤の原因にもなります。また、認知症の発症と関連することもわかってきました」(横山先生)

高血圧になるリスクが高いのはこんな人【チェックリスト】
・父親、母親、兄弟姉妹に高血圧の人がいる。
・妊娠時に、高血圧や尿タンパクを指摘された。
・煙草を吸っている。
・血糖やコレステロールが高い。
・尿タンパクを指摘されている。
・血清クレアチニンが高い。
・太っている。
・塩辛いものが好き。
・大食漢である。
・睡眠時間が短い。
・熟睡感がない。
・ストレスを感じる。
・閉経前後の年齢である。
・ホットフラッシュ、冷え性、肩凝りなどの更年期症状がつらい。

チェックが多いほど、高血圧のリスクが高い人です。ご自身の高血圧のリスクを確認しましょう。

更年期からできる高血圧の予防ケアは?
「まず、更年期の症状をうまくコントロールすることが大切です。更年期障害がある人は、ホルモン補充療法(HRT)で治療するのも有効だと思います。あとは禁煙です。煙草は動脈硬化を進め、血圧を上昇させます。

また、健康診断で血糖値、コレステロール値、血清クレアチニンのいずれかが高い人、尿タンパクがある人は、運動や食生活の改善をおすすめします。

塩辛いもの好きの人は、体内にナトリウムが溜まるため血圧が上昇します。減塩も大切。ストレス対策や睡眠も重要です。マインドフルネス(瞑想)などを取り入れてみるのもいいと思います。

血圧管理にとどまらず、更年期以降の病気を予防するには、生活習慣のなかでも、運動習慣を身につけることが非常に重要です。ダイエットや糖質制限は、体重を落とすには即効性がありますが、大事な筋力も落とします。

食習慣の改善をしつつも、定期的な運動をすることは、将来のさまざまな病気リスクを低下させます。運動は、肥満対策にもつながり、睡眠の質も上げ、高血圧の予防にもいいことばかりです」(横山先生)
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