あなたの健康はお金で買えますか・・・? スマホアダルト動画依存症からの脱却 医師は「モノクロ」「消音」を推奨
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スマホアダルト動画依存症からの脱却 医師は「モノクロ」「消音」を推奨

 近年、スマホでアダルト動画を延々と見てしまい、仕事や日常生活に支障をきたす人が絶えない。そんな現実を摘出した書籍『インターネットポルノ中毒』(DU BOOKS刊)が注目を集めている。著者は病理学・解剖学・生理学の専門家のゲーリー・ウィルソン氏。


 同書は、スマホの普及をはじめとするネットの発達に伴って「ポルノ中毒者」が増えたと指摘する。昨年、スマホ依存について分析した『スマホ脳』(新潮新書)が50万部を超えるベストセラーになったが、ゲーリー氏の著書は過激で大量のネットポルノが人の脳を麻痺させて依存を起こさせるメカニズムに迫るもので、いわば「エロスマホ脳」を研究したものと言える。


 ポルノ動画への依存が加速すると、睡眠障害やED、うつ病、認知症につながるリスクも指摘されている。そうした依存から脱却するにはどうすればいいのか。


 ゆうメンタルクリニック院長のゆうきゆう医師は「行動記録」をつけるのが効果的だと説明する。

「スマホを見る時間に加えて、ポルノを見たくなったが我慢したタイミングを記録してください。“我慢できた回数”が励みになり、より自制する方向に思考が向いていく。こうして日常生活が安定してくると、自然と動画への依存は弱まります」


『もの忘れとウツがなくなる「脳」健康法』(静山社文庫)の著者で、依存症に詳しいおくむらメモリークリニック院長の奥村歩医師は「射精」が重要だと語る。


「男性の場合、一度射精すれば、興奮状態が収まる傾向にある。射精後に睡魔が襲ってくるという人も多いでしょう。ポルノ動画を見るときは、“30分以内に終わらせる”というふうに時間を決めておくことが大事です。こうすれば長時間ダラダラと見続けることは避けられる」


 スマホの「設定」も大切だ。

「画面を『モノクロ』にしたり、『消音』にして見るのも有効な方法です。刺激が弱まるので、より自制が働きやすくなるはずです。刺激の弱さという点では、動画の代わりに雑誌や漫画など紙面でポルノに触れることを習慣づけることも有効です。動画よりも想像力が働くため、脳の運動にもなります」(奥村医師)


「エロスマホ脳」チェックリスト

「スマホ依存・アダルト動画依存」チェックリスト

 こうした対策を取ったうえでスマホでアダルトコンテンツを見ること自体は、精力を保つという面で決して悪いことではないと奥村医師は続ける。


「中高年男性にとって、定期的に射精することは心身の健康につながります。とくに高齢男性の場合、“もう一度恋愛をしたい”“セックスをしたい”という気持ちを持ち続けることが活力につながる。

 一週間に一度など、適度にポルノ動画を見てそういう気持ちを持ち続けることが大切です。そうした前向きな姿勢がうつ病や認知症の予防にもなります」


『インターネットポルノ中毒』でも、禁欲のために自分を追い込む必要はないと説明される。〈セックスは根本的な衝動だし、日常ポルノ利用という強烈な刺激をあきらめるのは、脳にとって大きな変化だ。なるべく楽にこの変化を乗り切ろう。しくじっても自分を許そう〉何事も過ぎたるは及ばざるがごとし。程よい距離感で付き合っていく必要がある。

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