美肌づくりの近道 高級品をケチケチ使うならプチプラ化粧品を惜しまず使用
今年の夏も、紫外線をたっぷり浴びた。でも、9月に入って急に涼しくなったから、夏は終わり。もう美白ケアも日焼け止めも必要ない──そう考えている人も多いだろう。だが、ウォブクリニック中目黒の高瀬聡子さんが待ったをかける。
「肌が夏の紫外線から受けるダメージは深刻。美白ケアは、夏が終わってからも大切です。そもそも、夏の終わりから秋にかけて、肌は夏の過酷な環境にさらされ続けてきたことで、とてもデリケートな状態になっているのです。しかも昨年からはマスク生活による摩擦やストレスで、炎症を起こしているケースも少なくありません。
保湿や紫外線対策など、基本的なスキンケアを怠っていると、せっかくの美白ケア化粧品を使っても刺激になったり、充分な効果を感じられなかったりする場合も考えられます」
高瀬さんによれば、マスクで隠れている口元やほお、鼻と、外気にさらされている目元やひたいの肌状態は、まったく異なるという。
「マスクに覆われた部分は、常に高温多湿。汗とともに皮脂も過剰に分泌され、炎症やざらつきが出やすくなっています。一方で、マスクで隠れていない部分は紫外線によってメラニンが過剰につくられ、シミ予備軍が肌内部に潜んでいる状態です。
そのため、ひたいやほおは、肌表面にたまったメラニンを含む角質をていねいに除去したうえで、保湿や美白ケアを行うのが効果的です。鼻やほお、口元の部分はしっかり洗顔して過剰な皮脂を落とすことが重要です」(高瀬さん)
とはいえ、本当に効果のあるコスメは、どうやって選べばいいのかわからない。専門店や百貨店に並ぶようなコスメを使い続けるのも難しい。だが、嘆くのはまだ早い。これまで女優やモデルをはじめ、5000人以上のヘアメイクを手掛けてきたメイクアッププロデューサーのSHOKOさんは、化粧品の効果に価格は関係ないと話す。
「いくら高級化粧品でも正しく使わないと効果は出にくい。もったいないからとケチケチ使うなら、ドラッグストアで手に入るプチプラ化粧品を惜しみなく使った方が美肌づくりの近道になります。何より、最近のドラッグストアコスメは、お手頃なのに値段以上の優秀なものがたくさんある」(SHOKOさん)
惜しまず使えるから肌が変わる
「夏はエアコンで、秋は湿度が下がって、常に乾燥しやすい状態。肌の細胞が正常に生まれ変わるサイクルが乱れ、さまざまなトラブルを引き起こします」(美容研究家の上田祥子さん)
肌が生まれ変わる周期は約28日といわれているが、約1か月間で肌がきれいに生まれ変わることができるのは、実は20代までの話。40代は約55日周期、50代は約75日周期、そして60代は約100日周期……と、加齢とともにその周期は長くなる。肌が生まれ変わるより前に新たなダメージが蓄積されそうで、早くも気が滅入ってくるが、SHOKOさんは、「適切なケアをすれば、大人の肌も3か月ほどでよみがえる」と話す。
「大切なのは、ていねいに落として、たっぷり保湿すること。“ベタつくのがいやだから”と、乳液やクリームをさける人がいますが、保湿不足は肌のバリア機能を低下させます。化粧水はケチらず、乳液やクリームもたっぷり使って」(SHOKOさん)
「肌が夏の紫外線から受けるダメージは深刻。美白ケアは、夏が終わってからも大切です。そもそも、夏の終わりから秋にかけて、肌は夏の過酷な環境にさらされ続けてきたことで、とてもデリケートな状態になっているのです。しかも昨年からはマスク生活による摩擦やストレスで、炎症を起こしているケースも少なくありません。
保湿や紫外線対策など、基本的なスキンケアを怠っていると、せっかくの美白ケア化粧品を使っても刺激になったり、充分な効果を感じられなかったりする場合も考えられます」
高瀬さんによれば、マスクで隠れている口元やほお、鼻と、外気にさらされている目元やひたいの肌状態は、まったく異なるという。
「マスクに覆われた部分は、常に高温多湿。汗とともに皮脂も過剰に分泌され、炎症やざらつきが出やすくなっています。一方で、マスクで隠れていない部分は紫外線によってメラニンが過剰につくられ、シミ予備軍が肌内部に潜んでいる状態です。
そのため、ひたいやほおは、肌表面にたまったメラニンを含む角質をていねいに除去したうえで、保湿や美白ケアを行うのが効果的です。鼻やほお、口元の部分はしっかり洗顔して過剰な皮脂を落とすことが重要です」(高瀬さん)
とはいえ、本当に効果のあるコスメは、どうやって選べばいいのかわからない。専門店や百貨店に並ぶようなコスメを使い続けるのも難しい。だが、嘆くのはまだ早い。これまで女優やモデルをはじめ、5000人以上のヘアメイクを手掛けてきたメイクアッププロデューサーのSHOKOさんは、化粧品の効果に価格は関係ないと話す。
「いくら高級化粧品でも正しく使わないと効果は出にくい。もったいないからとケチケチ使うなら、ドラッグストアで手に入るプチプラ化粧品を惜しみなく使った方が美肌づくりの近道になります。何より、最近のドラッグストアコスメは、お手頃なのに値段以上の優秀なものがたくさんある」(SHOKOさん)
惜しまず使えるから肌が変わる
「夏はエアコンで、秋は湿度が下がって、常に乾燥しやすい状態。肌の細胞が正常に生まれ変わるサイクルが乱れ、さまざまなトラブルを引き起こします」(美容研究家の上田祥子さん)
肌が生まれ変わる周期は約28日といわれているが、約1か月間で肌がきれいに生まれ変わることができるのは、実は20代までの話。40代は約55日周期、50代は約75日周期、そして60代は約100日周期……と、加齢とともにその周期は長くなる。肌が生まれ変わるより前に新たなダメージが蓄積されそうで、早くも気が滅入ってくるが、SHOKOさんは、「適切なケアをすれば、大人の肌も3か月ほどでよみがえる」と話す。
「大切なのは、ていねいに落として、たっぷり保湿すること。“ベタつくのがいやだから”と、乳液やクリームをさける人がいますが、保湿不足は肌のバリア機能を低下させます。化粧水はケチらず、乳液やクリームもたっぷり使って」(SHOKOさん)