fc2ブログ
       

「孤独」がマイナスからプラスに転じるきっかけとは


他人と物理的・心理的な距離が広がり、「1億総孤独」といえる現代。他者に依存せず、「個」として自立するには、どうすればいいのでしょうか。寺田倉庫の経営改革などを果たし、「伝説の経営者」と呼ばれる中野善壽氏は、「孤独を生きることで、自分の感性を信じ、磨き抜くことができる」と語ります。本連載では、中野氏の著書『孤独からはじめよう』から抜粋し、「一人で生きる時代の道標」となる考え方を紹介します。

「さみしさ」は常に隣にあった

孤独は僕にとって幼い頃から身近なものでした。

いろいろな人との関わりや転居といった経験によって、精神は鍛えられたと思います。

そうはいっても、「さみしさ」は常に隣にありました。

孤独もなかなかいいじゃない、なんて思えるようになったのは大人になってからのことです。

社会に出るまではずっと心細さがあったし、そもそも孤独をプラスに考えようとする発想さえなかった。

孤独はマイナスのものであり、「死」に向かう意味としてとらえてきました。

その意味がプラスに転じたのは、大学生の頃でした。

僕のことを心から期待してくれる人に初めて出会えたのです。

その人は、僕より十くらい年上で、社会とはなんたるかを教えてくれた人でした。

何者でもなかった僕の可能性を信じてくれて、「あなたならできるよ」と期待をかけてくれた。

僕は「個」として生きていいのだと思えたし、思い切って社会に踏み出すことができた。今思い出しても感謝しています。

終わりを認めるから、始まりが見つかる

大人になってからも思い出す、祖父の教えがあります。

祖父は幼い僕に繰り返し、「言い訳をするな」と教育していました。

「学校の先生がこう言ったから」

「監督にこうしろと教わったから」

「友達の〇〇君が悪いから」

そんな言い訳をしようものなら、祖父は僕を厳しく叱りました。

「うまくいかないときばかり人のせいにして。自分が責任をもって行動しなかったから悪いんだ。絶対に人のせいにするな」

今の結果は、すべて自分の意思と行動によるもの。

お釈迦様は「因果応報」とおっしゃった、と刷り込まれました。

僕は今、この教えにとても感謝をしています。

(本原稿は、中野善壽著 『孤独からはじめよう』から一部抜粋・改変したものです)

関連記事
おススメサイト!
最新記事
★★互助会推薦★★
QRコード
QR
カテゴリ
ランキング
ブログランキング・にほんブログ村へ 人気ブログランキングへ