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耳の不調を招く5つのタイプと対処法 専門医が教える


写真はイメージ© 日刊ゲンダイ ヘルスケア 写真はイメージ

耳の聞こえが悪くなる「難聴」は、中年以降に急増する。それは耳も他の臓器と同じように、糖尿病や高血圧などの持病によってダメージを受けるからだ。しかし、悪い生活習慣や持病が直接、耳を悪くするわけではない。近年の研究によって、耳に直接的に最もダメージを与えるのは「音」であることが分かっている。音によってダメージを受けた耳が、悪い生活習慣や持病があるためにうまく自己修復されず、難聴が進行してしまうのだ。

そのため、WHO(世界保健機関)は、スマホのイヤホンなどで聴く音が難聴の原因になると、世界中に警鐘を鳴らしている。埼玉医科大学客員教授(耳鼻咽喉科)で、「川越耳科学クリニック」(埼玉県川越市)の坂田英明院長が言う。

「WHOとITU(国際電気通信連合)は、2018年に1週間当たりに許容できる音の大きさと聴取時間の関係を示すガイドラインを公表しています。スマホを使ってイヤホンやヘッドホンで音楽を聴いたり、ゲームを楽しんだりするときの音量は、最大ボリュームの60%未満。実際に楽しんでいい聴取時間は、1日60分未満で週4日まで。これが、耳を守るために私たちが持つべき意識と行動になります」

しかし、「耳鳴り」「難聴」「めまい」などの耳のトラブルは、発症の原因が分かるものと、よく分からないものがある。原因が分かるのは「慢性中耳炎」「突発性難聴」「メニエール病」「前庭神経炎」などの耳の病気によって起こるものになる。

ただし、実際にはそのような病気が見つかるケースは、さほど多くない。むしろ圧倒的に多いのは、原因不明の耳鳴り、難聴、めまい。原因がよく分からないことが、耳の不調を難治化させてしまう大きな理由という。

「とはいえ、原因不明の場合でも耳の不調には、年齢や生活習慣、体質が深く関わっているので、ある程度は要因を推測することができます。耳の不調を招く要因にはさまざまなものが考えられますが、中でも重要なのは『冷え』『加齢』『メタボ』『むくみ』『酸欠』の5タイプといえます」

それぞれ特徴がある。

●冷えタイプは「冬に症状が悪化しやすい」「手足が冷えやすい」など。

●加齢タイプは「50歳以上である」「ストレスを感じることが多い」「疲れやすい」など。

●メタボタイプは「高血糖・高血圧・高脂血である」「運動不足である」など。

●むくみタイプは「顔や手足がむくむことが多い」「水分を多く取りがち」など。

●酸欠タイプは「血液検査で貧血と診断された」「呼吸が浅い・速い」「よく首や肩がこる」など。

慢性的な耳トラブルに悩まされている人は、専門医の治療を受けるとともに、並行して自分のタイプに合わせたセルフケアに取り組んでみるといいという。

「冷えタイプ」「加齢タイプ」「酸欠タイプ」に該当すると思われる場合には、主に耳の血流が悪くなっていることが多い。耳トレーニングとして、次のような耳周囲のマッサージを習慣にしよう。

呼吸法は1日3セット行う

■側頭筋ほぐし

人さし指と親指の間に耳たぶが収まるように指を軽く広げて、こめかみに手を置いたときに、人さし指から小指の下に広がっているのが「側頭筋」。ここの奥深くは、悪玉物質がたまりやすいエリア。そこをマッサージすることで血流が良くなり、悪玉物質の排出が促される。

《基本姿勢》正面を向いて、両手の指を頭の横側に当てる。

①人さし指と中指の腹でこめかみを押して、円を描くようにグルグルとマッサージする。②両手の指を耳の真上に移動して、人さし指と中指の腹でグルグルとマッサージをする。③両手の指を耳の後ろの生え際に移す。うなじに向かって3センチずつずらしながら、人さし指と中指の腹でグルグルとマッサージする。

①~③を各20秒くらいかけて、10回グルグルとマッサージする。

■4・4・4呼吸

米国の心理学者が仏教的な瞑想法を再定義した「マインドフルネス」を応用した呼吸法。自律神経が整い、血流が促される。

《基本姿勢》立った姿勢で胸を張り、背筋を伸ばす。全身をリラックスさせ、目を閉じる。

①「1、2、3、4」と頭の中で4つ数えながら、鼻から息を吸う。②そのまま息を止め、「1、2、3、4」と頭の中で数える。③「1、2、3、4」と頭の中で4つ数えながら、口から息を吐く。

①~③を4~5回繰り返して1セット。1日3セット程度行う。

次回は「耳スクワット」を紹介する。

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