あなたの健康はお金で買えますか・・・? 子どもにジュース1本は飲ませすぎ!「1日の砂糖摂取量」の上限とは
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子どもにジュース1本は飲ませすぎ!「1日の砂糖摂取量」の上限とは

ジュースは子どもの大好きな飲み物の1つですよね。しかし、ジュース1本を飲むだけで、1日分の砂糖の摂取量を超えてしまうって知っていましたか?

というのも昨年、WHOが「砂糖などの糖類は一日に摂取するカロリーの5%未満に抑えるべき」という指針を発表しました。

それに加え、厚生労働省より、健康対策の一環として2020年までに、たばこ、酒、砂糖などへの課税強化を求める提言案がでているのです。

課税は嫌ですが、まずは肥満や虫歯の予防のため、WHOの砂糖の摂取量指針、“カロリーの5%未満”というのはどれくらいなのか管理栄養士の筆者がご紹介します。

■摂取するカロリーの5%ってどれくらい?

今回制限対象となっている糖類は、砂糖に多い二糖類と、ジュースやお菓子に多い単糖類です。これらを摂取するカロリーの5%以内にすれば肥満や虫歯を防げるということですが、実際どれくらいが5%にあたるのでしょうか。

(1)幼児・高齢女性

幼児や高齢女性は平均的に1,500kcal/日ほど摂取しています。そうすると、18gの砂糖が1日の上限量。

子どもが大好きなオレンジジュースやいちごオレはコップ1杯(200ml)飲めば、1日の量に達してしまいます。ましてや、500mlペットボトルでは上限をあっという間に超してしまいます。

(2)小学児童・成人女性・高齢男性

小学生や成人女性、高齢男性は平均的に2,000kcal/日ほどを摂取しています。そうすると、25gの砂糖が1日の上限量。

炭酸ジュースでコップ1杯、アイスクリームは半カップ(100g)で1日分の砂糖が摂れてしまいます。ショートケーキを1個食べれば、簡単に上限量を超してしまいます。

(3)中学児童・成人男性

中学生や成人男性は平均的に2,500kcal/日ほど摂取しています。そうすると、31gの砂糖が1日の上限量。

炭酸ジュースはコップ1.5杯飲めるものの、500mlのペットボトルでは上限量を越してしまいます。350mlの缶ジュースでさえ、少々上限量を超してしまいます。

■子どもが大好きなあの調味料にも糖類がたくさん!

お菓子に砂糖が多く使われていることはよくご存知かと思いますが、実は普段使う調味料にも砂糖が使われているものが多くあり、知らず知らずのうちに糖類をとっていることがあります。

例えば、子どもが好きなオムライスやナポリタンに使う“ケチャップ”。大さじ1杯でおおよそ角砂糖1個分、4gの砂糖が含まれています。

オムライスにはケチャップが50gほど使われるので、幼児や高齢女性はオムライスを食べただけで1日分の糖類を摂取したことになります。

さらにナポリタンには、ケチャップ60gに砂糖も加わるので、小学児童、成人女性、高齢男性の1日分の糖類が摂れてしまいます。

他にも、すし酢やドレッシング、みりんなどにも糖類が含まれているので、調味料の使いすぎにも気をつけたいですね。

■子どもにオススメのおやつ

しかし、子どもも大人も、おやつは楽しみでもあります。食べたいときは、糖類の少ないものを選んで食べるようにするのがオススメです。

カルシウムの補給にもなるチーズや無糖のヨーグルト、顎を鍛えるナッツ類やシリアルバー、玄米クッキーなど、糖類が少ないお菓子もたくさんあります。

ご家庭で砂糖の量を調整して手作りのお菓子や、果物を絞って果汁ジュースを作るのもいいですね。

いかがでしたか? 今回はこれから税金がかかるかもしれない糖類についてご紹介いたしました。

昔は砂糖は贅沢品とされ、砂糖消費税が課されていましたが、平成の消費税導入とともに廃止された税金です。

肥満が問題となっている昨今は、健康リスクに対して砂糖税がかかってくるかもしれません。

健康のためにも、今から5%以内の糖類摂取を心がけるのもいいですね。
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