あなたの健康はお金で買えますか・・・? 「ピロリ菌」除菌後も検査は必要-胃がんが発生する可能性
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「ピロリ菌」除菌後も検査は必要-胃がんが発生する可能性

「ピロリ菌を除菌した後でも、胃がんが発生する可能性はある。除菌の保険適用の範囲が拡大される中で、除菌後の患者をどのようにフォローしていくべきか」-。

1日に大阪市内で開催された日本胃癌学会総会のワークショップでは、除菌後に発生する胃がんを早期に発見するための検査の必要性をめぐる議論があった。

 胃がんを引き起こすとされるヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)。そのピロリ菌を抗生物質などで取り除く「除菌」が2月、これまでの症状が進んだ胃潰瘍や十二指腸潰瘍などに加え、慢性胃炎にも保険適用されることになった。

しかし、除菌をしても、リスクが低下するだけで、胃がんが発生する可能性がゼロになるわけではない。

 同日のワークショップでは参加者から、6施設の除菌後に発生した胃がん症例についての報告があった。

福渡病院の武進氏は、ピロリ菌検査で陽性だった胃潰瘍の患者1342例に対し、除菌後の経過観察を続けた結果、27例で胃がんが発生したと報告。経過観察した期間は平均7.3年で、最長15年だった。

武氏は、「除菌による胃がんの発生リスクは約3分の1に低下したが、10年以上経過しても一定の割合で胃がんは発見されたため、除菌後のフォローアップは重要」と強調した。

 ワークショップで座長を務めた広島市立広島市民病院の水野元夫氏は、「除菌で胃がんが予防できるという報道が先行すると、(除菌後に)患者が病院に来なくなる。(リスクを)きちんと伝えずに、後になって(胃がんが)発見されると

、何のために除菌したか分からなくなる」として、除菌後も検査が必要だということを患者に伝えるべきだと指摘した。フォローアップで検査を実施する間隔については、年1回とする意見が参加者で多数だった。

 除菌の対象者について水野氏は、1000人から2000人に1人程度の割合で急性出血性大腸炎を起こす人がいることや、高齢者にとって除菌の体への負担が小さくないことを理由に挙げ、「情報提供は必要だが、除菌を無理に勧めなくてもよいのではないか」と述べた。

一方、若年者に対しては、「ピロリ菌感染は母子感染が原因であることがほとんどであるため、今後生まれてくる子どもにピロリ菌を伝えないことが、われわれの使命である」との考えを示した。
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