あなたの健康はお金で買えますか・・・? 【意外】身近なあの食材が腸内環境を悪化させている!?「乳化剤」のリスクと真実
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【意外】身近なあの食材が腸内環境を悪化させている!?「乳化剤」のリスクと真実

スーパーマーケットで売られているほとんどの食品のラベルを見ると、キッチンの棚に並んでいない原材料をいくつか見かけることがあるはずです。私たちが高フラクトース(果糖)食品と人工食品に気を取られている間に、科学者たちは、人気のエナジーバーに新たな脅威が潜んでいることを突き止めました:乳化剤は、避けるのがほぼ不可能などこにでもある食品添加物です。

多くの食品に含まれる砂糖、塩、人工着色料、人工香料に比べ、乳化剤はあまり意識されないようです。しかし、最近の研究では、乳化剤を大量に摂取してよいのかどうかが疑問視されています。

ここでは、乳化剤に関する最新の科学的知見と、朝のコーヒーにオートミルクを注ぐのは止めるべきかどうかについてご説明しましょう。

実際のところ、乳化剤とは何?

食品会社や飲料メーカーが乳化剤を好むのには、多くの理由があります。これらの食品添加物は、保存期間を延ばし、最終製品の味を変え、構造を改善し、そして最も重要なことは、油と水のような2つ以上の原料のブレンドを一定にして、より良い食感を可能にすることです。

お気に入りのアーモンドミルクが分離せず、クリーミーなままなのには理由があるのです。また、乳化剤は粘り気を抑え、アイスクリームなどの食品の滑らかな食感を維持するのに役立ちます。

乳化剤には、ポリソルベート、レシチン、カラギーナン、ジェランガム、ローカストビーンガム、グアーガムなど、「ガム」と名のつくものが含まれます。乳化剤には人工のものと、植物や動物、水生生物の中に自然に存在するものがあります。

現在では、乳化剤はあらゆるところに存在し、ほとんどの加工食品に含まれています。サラダドレッシング、焼き菓子、マヨネーズ、ホットソース、パン、プロテインパウダー、ソーセージミート、飴、植物性肉製品、マーガリン、ナッツバター、チョコレート、乳製品を含まないミルク、焼き菓子、アイスクリーム、そしてユーグレナパウダーにも含まれているのです。ご存知でしたか?

これは、乳化剤がアメリカの食品供給において最も一般的な食品添加物であることを意味します。これらの添加物は至る所に存在し、ほぼすべての人が様々なレベルで毎日消費し、国全体としてメガトン単位で消費されています。

乳化剤の摂取を心配する必要はある?

食品医薬品局(FDA)は、食品に含まれる様々な乳化剤を一般的に安全と認めていますが、腸内細菌に影響を及ぼす可能性があるという懸念は残っています。

簡単におさらいすると、消化管内には何兆個もの細菌、ウイルス、真菌が存在し、その中には病気に関係するものもあれば、消化器系、免疫系、心臓、脳の機能を向上させるなど、健康にとって極めて重要な微生物もあります。また、体重を調整する役割も持っています。体内には、人間の細胞よりも多くの細菌細胞があります。そして、気がかりなことに、乳化剤が消化管に一撃を与える可能性もあります。

学術誌の「ジャーナル・ガストロエンテロロジー」に掲載されたランダム化比較摂食試験で、指定された研究施設に11日間滞在した健康な成人に、無添加の食事と、セルロースガムとしても知られ、様々な加工食品に添加されている乳化剤、カルボキシメチルセルロース(CMC)を15g添加した同一の食事を摂ってもらったところ、CMCの摂取によって体内の細菌の構成が変化しました。

CMCの摂取により、被験者の大腸に生息する細菌の構成が変化し、一部の有益な種が減少したのです。CMCを摂取した被験者の便からは、健康な大腸を維持するのに役立つと考えられている、細菌が産生する代謝産物が大幅に減少していることが確認されました。これは、大腸炎や大腸ガンなどの炎症性腸疾患やII型糖尿病の特徴であることが以前から観察されていると言います。

食物用乳化剤と腸の問題の発生の可能性を関連付ける研究はこれに限ったことではありません。

科学誌「マイクロバイオーム」に掲載された、食品メーカーがよく使う20種類の乳化剤の研究では、その多くが腸内細菌叢の構成や機能に悪影響を与え、炎症を促進させる可能性があるようだとの結果が出ました。注目すべきは、ダークチョコレートを含む様々な食品に使用されている乳化剤であるレシチンは、マイクロバイオームの健康にとって問題がないことが判明したことです。

このヒトの腸内生態系モデルを用いたこの研究では、乳化剤であるカルボキシメチルセルロース(これを3回早口で言ってみて)とポリソルベート80が、マイクロバイオームの炎症誘発能を高める可能性があることが明らかにされました。これは、乳化剤が微生物相を変化させ、腸の炎症につながる可能性のあるタンパク質であるフラジェリンのレベルを増加させる力によって発生しました。

もうひとつの乳化剤であるステアロイル乳酸ナトリウムは、マイクロバイオームの集団を有益な種から有害な種へと変化させ、その結果、腸内細菌症として知られる短鎖脂肪酸の産生を減少させることが明らかにされています。

ポストバイオティクスとして知られる短鎖脂肪酸は、人間の健康に有益な影響を与えます。一般的な乳化剤であるカラギーナンは、腸内のマイクロクリッター(ミクロな生き物)を混乱させることによって、体内の炎症性環境を促進させる可能性があります。

科学雑誌「ネイチャー」の報告によると、乳化剤であるカルボキシメチルセルロースとポリソルベート80に急性にさらされると、消化管の粘液層が傷つけられ、微生物の働き方が変わり、腸の炎症の発生に寄与することが示唆されています。

これは「リーキーガット」と呼ばれ、腸への分子の出入りのしやすさが損なわれているために、炎症性の分子が血流に入り込むことを許してしまうのです。消化管に入る食物や病原体と身体との間のバリアを変えることで、食品乳化剤が冠動脈疾患、Ⅱ型糖尿病、結腸がん、過敏性腸症候群、大腸炎、クローン病などの症状に関与している可能性があります。

さらに、乳化剤は腸の粘膜を傷つけ、消化管の神経細胞が食欲を調整するホルモンの分泌を阻害することが示唆されています。その結果、食欲を調節することが難しくなり、過食につながり、体重管理の問題やメタボリック症候群のスパイラルに陥る可能性があるのです。これが、ほぼ例外なく乳化剤を含む超加工食品を摂取しがちな理由の一つかもしれません。しかし、この科学はまだ初期段階にあり、食品に含まれるアラビアガムやカラギーナンの摂取量を調節する以前に、もっと証拠が必要なのです。

このような理由から、20世紀半ばに乳化剤の消費が急増し、潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患やメタボリックシンドロームの増加に、これらの添加物が関連していると考える科学者もいます。

研究では、加工品をあまり食べず、加工プロセスのより少ないホールフード食品を摂取する人は、いくつかの慢性疾患のリスクが低く、全体的に健康で長生きする傾向があることが示されています。加工食品に含まれる乳化剤の摂取を制限することは、効果があるのかもしれません。しかし、乳化剤を健康の亡者とみなす前に、いくつか心に留めておくべきことがあります。現在までのところ、研究のほとんどは、動物または単離されたヒトの腸細胞や組織を用いて行われています。

生きて呼吸しているヒトの腸内細菌叢を対象とした研究はあまり行われていません。研究によっては、私たちが日常的に摂取している量をはるかに超える量を使用しているものもあります。FDAは、現在の消費量では、一般的な乳化剤の安全性に関する懸念は発見されていないとしています。

また、これらの影響がすべての乳化剤に通じるかどうかはよく知られていません - おそらく、いくつかは他のものより無害でしょう。食品に使用されている乳化剤の種類はめまぐるしく変化しているため、これを解明するには多くの研究費が必要になるでしょう。私たちは、乳化剤の摂取が問題となる量について、より良く理解する必要があります。もし、あなたが毎日摂取する乳化剤が、グラス1杯のオートミールミルクとプロテインバーだけだとしたら、これは問題でしょうか?

それから、持病があると乳化剤の影響を受けやすくなります。例えば、過敏性腸症候群を患っている場合、これらの添加物を大量に摂取すると、健康な人ならもっと摂取しても大丈夫なはずなのに、さらに問題を悪化させる可能性があります。また、食品添加物の種類によって反応が異なるため、個人差が大きいともいえます。

最後に、これらの添加物は健康問題の一因となる可能性があるとはいえ、主な原因ではないことを強調しておきます。加工食品の主な原因物質ではない可能性が高く、砂糖、飽和脂肪、ナトリウムである可能性が高いのです。

アクションポイント

しかし、この予備的調査の結果を無視しない方が賢明でしょう。その代わりに、私たちの長期的な健康における乳化剤の役割についてより良い把握ができるまで、食卓から乳化剤の一部を排除する良い動機として捉えましょう。そのためには、加工食品、特に超加工食品を制限することが第一です。そして、食品ラベルを読んで、これらの食品添加物を含まないものを選びましょう。

乳化剤を3種類以上含む製品もありますが、これは危険信号です。乳化剤の摂取を減らすために、手作りするのも良いでしょう。台所に立ち、自家製のエナジーバー、サラダドレッシング、焼き菓子、乳製品を使わないミルクなどを手作りしてみて下さい。チョコレートチップクッキーを作るときにゲランガムを使う家庭はあまりないでしょう。

ヨガジャーナルアメリカ版/「This Everyday Ingredient May Be Messing With Your Gut」

ヨガジャーナルアメリカ版

全米で発行部数35万部を超える世界No.1のヨガ&ライフスタイル誌。「ヨガの歴史と伝統に敬意を払い、最新の科学的知識に基づいた上質な記事を提供する」という理念のもと、1975年にサンフランシスコで創刊。以来一貫してヨガによる心身の健康と幸せな生き方を提案し続けている。

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