あなたの健康はお金で買えますか・・・? ADHD、アスペルガーと呼ばない!「自閉症スペクトラム障害」という新たな定義とは?
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ADHD、アスペルガーと呼ばない!「自閉症スペクトラム障害」という新たな定義とは?

「自閉症スペクトラム障がい(ASD)」という言葉をご存じですか? これは重い自閉症から「自閉の傾向はあるが社会的にはほとんど問題なく生活できる」という人までをスペクトラム(連続体)の中で捉える概念のことです。

2013年に、米国精神医学会が定める世界的な精神医学の診断基準「DSM」において、アスペルガー症候群や自閉症が「自閉症スペクトラム障がい」に含まれる形に改訂されたことから、日本でもこれに習い「アスペルガー症候群」という分類名は使用されなくなるのではないかと言われています。

◆ASDと自閉症の違いとは?
自閉症スペクトラム障がい(以下ASD)の最大の特徴は、これまで個別の障がいとされてきた「自閉症」「アスペルガー症候群」「非定型広汎性発達障がい」「小児崩壊性障がい」などを分類せず、すべてを包括してASDと定義することにあります。

また、自閉症の診断基準として採用されてきた「社会性」「コミュニケーション」「想像力」の3分野の診断領域を、「社会的コミュニケーション」と「限定した興味と反復行動」の2つに絞ったことも大きな特徴といえるでしょう。

◆これまでの定義の「曖昧さ」の改善が目的
ASDという診断基準が採用された理由として、これまで日本で採用されてきた「知的障がいを伴わない自閉」傾向にある人も「高機能自閉症」と「アスペルガー症候群」という2つの分類に分けられていましたが、患者の障がいをこの2つに分類することがとても難しいという指摘もあります。

また、「非定型広汎性発達障害(=特定の難しい広汎性発達障害)」に関しても、その診断基準が非常に曖昧なため、「精神面で問題がある」とされる子どもの多くがこの障がいに分類されてしまうという懸念も、新たな定義が導入された理由のようです。

◆障害・非障害の間に境界線を引かない
ASDという概念が導入されたことにより、「発達障害」は大きく分けて学習障害(LD)、注意欠陥・多動性障害(ADHD)と自閉症スペクトラム障害(ASD)の3つにカテゴライズされることになりました。

ASDにおいては、自閉的な傾向を連続体として捉えることから、「障害・非障害の間に境界線を引かない」画期的な診断基準という見方もあるようです。

しかし、そのために「ややこだわりが強い」「ひとりでいるのが好き」「物事に熱中しやすい」などといった、いわば「誰にでもある」ような特徴にもASDという診断がされてしまう可能性も指摘されており、ASDという名称の使用には慎重さも求められています。
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