あなたの健康はお金で買えますか・・・? あなたの奨学金の返済…「過払い」の可能性がありますよ【「表と裏」の法律知識】
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あなたの奨学金の返済…「過払い」の可能性がありますよ【「表と裏」の法律知識】

【「表と裏」の法律知識】#137

今後は、奨学金をめぐる過払い問題が大きな話題になりそうです。

今年5月19日、札幌高裁で過払い金返金を認める重要な判決が言い渡されました。日本学生支援機構の奨学金制度を利用している人の保証人になった北海道の男女2人が、機構を相手に過払い金の返還を求めた裁判です。

高校や大学、専門学校に通う際に利用する奨学金のほとんどが日本学生支援機構の奨学金だと思います。

僕も奨学金を利用して大学に行きました。奨学金を利用する学生は増加の傾向にあり、今や日本の高等教育機関で学ぶ学生348万人のうち127万人(36.5%)が日本学生支援機構の奨学金を利用しているとのことです。機構から奨学金を借りるにあたって、身内から保証人を出す場合、連帯保証人(原則父母)と保証人(4親等以内の親族)2人を用意する必要があります。

連帯保証人は、奨学生(主債務者)と同じく、機構から返済を求められた場合は奨学金全額の支払い義務を負います。しかし、保証人は連帯保証人と異なり、保証人の1人あたりの負担額は人数割りとなります。保証人が2人いれば半分ずつ負担すればよいのです。それなのに、今回裁判を起こした方々は、機構から、半額の支払い義務しかないことを伝えられず全額の返済を求められ、それに応じてしまったため、2分の1を超える過払い金の返還を求め、提訴に至ったのです。

そして札幌高裁は、札幌地裁での第1審に続き、過払い金の返還を機構に命じました。さらに札幌高裁は、機構は本来受け取るべきではないお金と知りながら請求をして受け取っていたのだから、受領日からの利息をつけて支払うべきとの認定をしています。(悪意の受益者)

孫や甥・姪の奨学金の保証人になっていて、日本学生支援機構に返済をした方がいらっしゃいましたら、過払いをしてしまっているかもしれませんので、資料を確認し、早めに弁護士に相談してみてください。

(髙橋裕樹/弁護士)

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