あなたの健康はお金で買えますか・・・? 【今日のストレス 明日の病気】下痢型過敏性腸症候群 地味にがんばる小腸がダメージ受け消化不良
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【今日のストレス 明日の病気】下痢型過敏性腸症候群 地味にがんばる小腸がダメージ受け消化不良

ストレスで下痢になる人は多い。その代表格が「下痢型過敏性腸症候群(IBS)」。多くの人は大腸の問題と思い込んでいるが、じつはその手前にある“小腸”が後天的な機能不全に陥っている可能性もあるという。

 小腸は、臓器の中でも目立たない存在だ。同じ消化管でも、胃や大腸はストレスがかかるとすぐ悲鳴を上げる。食道なども、飲み過ぎや肥満で胃酸の逆流を受けては救助を求めてくる。そのたびにお父さんは、消化薬を飲んだり制酸薬を飲んだり忙しい。

 一方、小腸は全長約6メートルと腸管の中でも最も長いにも関わらず、お父さんに手を焼かせることはない。「生まれてから1度も、小腸のことなど考えたことなどありません」という人は多い。

 同様に医療界も、小腸のことを「よくわからないヤツ」と、あまり目をかけないできた。その証拠に、胃カメラは十二指腸まで、大腸内視鏡は大腸の入り口の盲腸あたりまでしか見ない。まん中の小腸については、「あそこはウチの営業範囲じゃないんで…」と、うやむやにしてきたのだ。

 そんな不遇の臓器・小腸に、ついに光が当たる時代が訪れた。カプセル内視鏡だ。ごくんと飲めば1秒間に2回閃光(せんこう)を走らせ、隅々まで撮影するこのカメラの登場により、小腸の知られざる苦難が見えてきたのだ。

 日本におけるカプセル内視鏡の第一人者、獨協医科大学の中村哲也教授が語る。

 「精神的なストレスがかかると、小腸が十分に栄養を吸収できなくなることがあるようなのです。その結果、食べた物の消化が悪くなって下痢になる。下痢型IBSと思われている中には、じつは小腸のストレスによる機能低下が原因となっている可能性があるのです」

 従来、小腸にはめったに「がん」はできない-といわれてきたが、カプセル内視鏡の普及で、結構小腸にもがんができることが分かってきたと中村教授は指摘する。

 小腸は、長い苦難を耐え忍んできたのだ。小腸に感謝しないと、罰が当たって下痢になりますよ。 (長田昭二)

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