あなたの健康はお金で買えますか・・・? 標準体重だからと安心はできないカラダに嬉しい豆知識「Dr.鷲崎の健康エビデンス」)
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標準体重だからと安心はできないカラダに嬉しい豆知識「Dr.鷲崎の健康エビデンス」)


身長は計測しない会社も

 身長は20歳過ぎればもはや伸びることはありえないという前提で、職場健診では身長の計測は省略していることが多いと思います。入社時の雇い入れ時健診のデータをそのまま定年退職時まで使っていることも少なくないようです。

更に入社時の値でさえ、本人の申告値で済ませていることすらあります。

 でも身長の値は結構大切で、太っているか痩せているかを指数で表すBMI(Body Mass Index)は身長を基本に算出しています。

すなわち身長をメートルで表わし、それを二乗して、22を乗じた値が標準体重です。例えば身長170cmの人なら、1.7×1.7×22=63.6が標準体重(kg)です。

 逆に身長170cmの人の実測体重が80kgだった場合は80÷(1.7×1.7)=27.7がBMIです。以前は身長(cm)から100を引いて、0.9を乗じた値を標準体重としていた時代がありましたが、低身長の人にはなじまないこともあり最近は使われていません。

ちなみにBMIは18.5~25.0未満が標準で、18.5未満はやせ、25.0~30.0未満は肥満、30.0以上は高度肥満と判定されます。

 従って、BMIが25とか30などのギリギリ、スレスレの数値の場合、身長の実測値が正確かどうかで判断が異なることがあります。ある航空会社はパイロットの健診でBMIが30を超すと乗務できないルールにしていると聞いたことがあります。

太り過ぎは種々の動脈硬化疾患につながるので困るのですが、身長のわずかな測定ミスで収入に関わることもあり得るので、正しい計測が求められるわけです。
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4kg以上の体重増減は要注意

 身長計は頭に当たるバーが目盛と水平になっていなければ誤差が出ます。目盛を読む人の目線は下から見上げるのでもなく上から見下ろすのでもなく、バーの高さで読み取る必要があります。

 目線の高さを気にして測定するだけで平均4mmも差があったという実験をみたことがあります。

身長は朝夕でも生理的に差が出ますので慎重に計測してほしいものです。また身長は加齢と共に多少縮みます。骨粗しょう症や椎間板の縮小のためで仕方ないことが多いのです。

 20歳以後は身長が変わらないという思い込みは困ります。身長で要精密になることはまずないでしょう。転記ミスや入力ミスにならないよう注意してください。手入力の場合は前年と大きく差があると警告音が鳴るようなソフトにしておくといいと思います。

 体重が意味なく変動していた場合は身体のどこかに何か異常事態が起きているかもしれません。普

通の体型なら2kgくらいまでなら自然の変動の範囲内と判断できますが、4kg以上の増減は要注意です。毎年の体重実測値とBMIの時系列変化をみて正しい判断をする必要があります。

 減少で見落としては困るのは悪性腫瘍、甲状腺疾患、メンタルヘルスなど通常の健診では判りにくい病気です。意味なく体重減少がある場合は、健診とは別にあらためてその理由を確認追求するべきでしょう。

標準体重になったからと安心は禁物

 特に注意したいのは前回まで肥満気味だった人が標準体重になった場合です。肥満のときは減量するよう指摘されていたものが、病気のために痩せたせいで標準体重になると、何の注意もされずに見過ごされる危険があります。

 コンピューターで自動判定するようになっていると過体重から標準体重になった場合は全く異常事態とはされないケースが大変多いことに健診を運営しているスタッフは気づくべきでしょう。

もちろん問診表情報から、ダイエットを始めた、スポーツクラブに通って意識的に減量に成功した結果と確認できれば問題ありません。むしろ褒められるべきことで、筆者が使っている健康管理ソフトは本人努力による減量成功者には褒めるメッセージが出るようになっています。

 いくつになっても褒められると誰でも嬉しいもので、コンピューターソフトに褒められて大喜びするいい大人がたくさん居ますので健診結果はよくなかったことをクドクドと指摘するのではなく、うまくいったことを一緒に喜んであげることが大切なのです。

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