あなたの健康はお金で買えますか・・・? 自律神経の名医 こってりラーメンを食べ続けても健康な理由
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自律神経の名医 こってりラーメンを食べ続けても健康な理由

 全身のほとんどの器官を支配し、体調の良し悪しに多大な影響を及ぼす「自律神経」。その研究の第一人者として知られる順天堂大学医学部の小林弘幸教授は、最新刊『不摂生でも病気にならない人の習慣~なぜ自律神経の名医は超こってりラーメンを食べ続けても健康なのか?~』の中で、自身の健康管理に関する数々の“過ち”を告白している。

「我慢は万病のもと」と提唱する、小林教授が同書に込めた思いとは?

 所得格差に地域格差、教育格差に情報格差など、現代社会はさまざまな分野で「格差」が拡大しています。残念ながら、その流れは医療や健康面にも及んでおり、新たな社会問題となりつつあります。

 しかし、医療格差や健康格差の場合、収入や地域などの外的要因に関係なく、自身の肉体や健康に関する正しい情報や知識、いわゆる「ヘルス・リテラシー」を高めることによって、いつでも誰でも、「下流」から「上流」へと駆け上がれるものです。

 それにもかかわらず、日本人、とりわけ壮年期のビジネスパーソンは、いまなおヘルス・リテラシーが低いままです。1960年代に「モーレツ社員」という流行語が生まれましたが、会社のために粉骨砕身で働くことが美徳とされ、そのような企業文化はまだまだ根強く残っています。

 ここ数年、「働き方改革」の大号令がかかったこともあり、ようやくビジネスパーソンたちの健康に対する意識も高まってきました。

 ところが、「人生100年時代」という言葉の流行も重なり、医療や健康に関する玉石混淆の情報が、影響力のあるテレビや新聞、雑誌などで一気に溢れ返るようになったのです。ネット上では、医師などの監修を受けない、かなりきわどい健康情報サイトも増えています。

 そして、残念なことに、ヘルス・リテラシーが低いままだと、メディア側の興味を煽る巧みな技術によって、誤った、もしくは自分には不適切、不適当な情報を信じ込み、かえって体調を悪化させることにもなりかねないのです。

 例えば、朝食を食べる、食べない。炭水化物を抜く、抜かない。まったく正反対の行動にもかかわらず、どちらも「健康にいい」と医師たちが太鼓判を押し合っています。いったいどうしたらいいのでしょうか。

 答えはひとつです。私たち自身がヘルス・リテラシーを磨き、自分にとって相応しいか相応しくないか、自分でジャッジできる判断力を身につけるしかないのです。

 医師の情報とはいえ、不特定多数の人に向けて発しているわけですから、自分に合っているかどうかは自分で判断するしかありません。病院で受診した時のような気持ちになってはいけません。

◆「超こってりラーメン」だって食べていい

 自律神経の専門家だからといって、私自身が健康管理を徹底できているかと聞かれれば、答えは「いいえ」です。人間ですから、過ちも犯します。

「これ、健康に良くないよなあ……」と思いながら、背脂たっぷりの「超こってりラーメン」が無性に食べたくなり、有名店に並んで食べることもあります。

 先日も、焼き肉店で7人前の肉を平らげてしまいましたし、昼からステーキ500グラムを一気に食べる、なんていう日もあります。なるべく無駄な飲み会には参加しないように心がけていますが、つい深酒してしまう日もあります。

 野菜も苦手で、最近まで食べられませんでした。怒ると自律神経のバランスが崩れてしまうことがわかっていても、ちょっと前までは、スタッフに怒鳴ってばかりいました。

 人生は反省の連続です。肉体や精神に悪いことに囲まれて生きている現代人は、反省するために生きているようなものかもしれませんね。でも、私は健康です。なぜか。

 それは背脂たっぷり系のラーメンを食べた後の正しいリカバリーの方法を知っているからです。深酒をした翌朝の正しい過ごし方を理解しているからです。「怒った後の対処法」や「怒らないための処方箋」を学んだからです。だから健康を害してしまう前に、立ち直ることができます。これがヘルス・リテラシーの力なのです。

 ダイエットもそうですが、健康に気を遣う生活が長続きしないのはなぜでしょうか。巷に溢れている健康情報を眺めてみると、「○○をしなさい」「××をしてはいけない」というものが、非常に多いように思います。

 一見、こうしたアプローチは正しいように見えますが、度が過ぎると、実はマイナスです。例えば、「背脂たっぷり系のラーメンが食べたい!」と心身から欲しているのに、「健康に悪いから我慢しろ」とやってしまうと、多大なストレスがかかってしまうのです。

 ストレスは心身に悪影響を与えます。特に自律神経のバランスを乱す大きな要因で、結果的に、食べた時よりも、我慢して食べなかった時のほうが体調を崩してしまう、という事態になりかねないのです。

 自分を律するばかりが健康な生活ではありません。「ダメな自分」を受け入れ、それを補う知恵を学んでおくことが重要なのです。

※小林弘幸・著『不摂生でも病気にならない人の習慣~なぜ自律神経の名医は超こってりラーメンを食べ続けても健康なのか?~』より抜粋
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