あなたの健康はお金で買えますか・・・? 廃棄することが多かった食品で実は「栄養価が高い」意外な3つ ではどう食べる?
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廃棄することが多かった食品で実は「栄養価が高い」意外な3つ ではどう食べる?

栄養価が高い米ぬか(左)とアボカドの種© 日刊ゲンダイDIGITAL 栄養価が高い米ぬか(左)とアボカドの種

近年注目されている「SDGs」の目標のひとつに、食料関連のエネルギー消費と廃棄物による環境への影響が課題となっている。今回、それに伴い、捨てるにはもったいない栄養価が高い食品3つをクローズアップした。どうやって食べたらいいのか? イムス横浜東戸塚総合リハビリテーション病院院長の中尾健太郎医師(医学博士)に聞いた。

◇ ◇ ◇

ひとつは「米ぬか」です。米ぬかは玄米を白米に精米する際に産出されますが、白米にない豊富な栄養素が含まれています。これまではほとんどが家畜の飼料や肥料、米油の原料として使われていて、使い切れないものは廃棄処分とされていました。理由としては酸化が早く雑菌による腐敗が早いからです。

食べ方としては、最近は「米ぬか」を抗酸化処理しパウダー化した製品が市販されています。お味噌汁やヨーグルト、雑穀ご飯などに加えるのが手軽です。エネルギー代謝を促すビタミンB群が多く、その他赤血球の新生を図るビタミンB群の一つである葉酸、抗酸化作用を持つビタミンEが含まれています。また、亜鉛も多く含まれ味覚障害の予防にも関与しています。

次に「アボカドの種」です。アボカドは栄養価の高い果物でその種にも限りない生命力が宿っています。実は種は食べることができ、さらに高栄養価。フラボノイドの一種のフラボノール(ウイルスやカビなどから体を守る働き)、フラバノール(抗がん剤作用)、ポリフェノールの一種のカテキン、ビタミンC(免疫力アップ)などが含まれます。水溶性食物繊維は糖尿病、脂質代謝異常、高血圧動脈硬化の予防に働きます。食べ方は粉末にしてふりかけにして利用したり、スムージーや種茶としてたしなむことができます。

キウイの皮の食物繊維は果肉の2倍

最後は「キウイの皮」です。キウイの皮には食物繊維が果肉より2倍くらい多い。皮ごと食べるとビタミンEは32%、葉酸が34%多く摂取できることも認められています。また、キウイの総ポリフェノールのうち30%は皮に含まれています。含まれているポリフェノールは抗炎症作用を有するクエルシトリンと免疫力をアップさせるケンフェロールであり、ともに抗酸化作用もあります。

本場のニュージーランドではキウイを皮ごと食べるようですが、日本人にとってはハードルが高いかもしれません。食べ方は、ジャムにしたり、皮ごとスムージーにするといいでしょう。牛乳と一緒にミキサーにかけて飲むとヨーグルトドリンク風でおいしいです。また、薄切りにしてハムなどと一緒に食べると、たんぱく質を分解し消化を助ける酵素アクチニジンの働きが加わり、より効果的です。

食べられないと思い廃棄処分としていたものの中には、食べていた部分よりも栄養価が高いものがあり意外と多くみられるという。試してみたい。

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