あなたの健康はお金で買えますか・・・? 子宮内膜症を有する女性で片頭痛の有病率が高い
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子宮内膜症を有する女性で片頭痛の有病率が高い

子宮内膜症の女性では片頭痛を有していることが多く、特に子宮内膜症と子宮腺筋症を併発している女性で片頭痛が多く見られるとの研究結果が、「Frontiers in Endocrinology」に1月24日掲載された。

現在までに、片頭痛と子宮内膜症との有意な関連性を示唆するデータが数多く発表されているが、片頭痛と子宮内膜症の重症度や子宮腺筋症を併発した子宮内膜症との関連性は不明である。

中山大学(中国)のYingchen Wu氏らは、2017年9月~2021年1月に子宮内膜症患者167例(症例群、うち子宮腺筋症併発患者は49例)および他の婦人科良性疾患患者190例(対照群)において症例対照研究を実施し、片頭痛と子宮腺筋症の有無による子宮内膜症との関連性を調べた。

サブグループとして子宮内膜症のない子宮腺筋症患者41例も解析に含めた。年齢、BMI、片頭痛の家族歴で調整したロジスティック回帰分析により、片頭痛と子宮内膜症の重症度との関連性を評価した。

子宮内膜症の重症度は改訂版米国生殖医学会(rASRM)スコアにより4群(重度、中等度、軽度、軽微)に分類した。また、片頭痛患者における子宮内膜症の発症リスクおよび子宮内膜症と子宮腺筋症の併発リスクも評価した。

その結果、症例群では、対照群と比較して片頭痛の有病率が有意に高かったが(29.9%対12.1%、P<0.05、χ2検定)、子宮腺筋症のみを有する群では片頭痛の有病率は対照群と同程度であった(9.8%)。子宮内膜症と子宮腺筋症を併発する群では、子宮腺筋症のみの群と比較して有意に片頭痛の有病率が高かった(42.8%対9.8%、P=0.001、χ2検定)。

症例群および対照群において、片頭痛がある場合、重度の子宮内膜症を有する可能性が有意に高かったが〔オッズ比(OR)4.6、95%信頼区間2.7~8.1〕、中等度の子宮内膜症ではこの関連性は弱まり(同3.6、2.1~6.2)、軽度(同1.9、0.9~4.0)および軽微(同1.6、0.8~3.4)の子宮内膜症では、関連性は有意ではなかった。

また、片頭痛を有する患者では、子宮内膜症と子宮腺筋症を併発するリスクが高く、対照群と比較したORは約5倍であり(同5.4、3.0~9.5、P<0.05)、子宮腺筋症を併発しない子宮内膜症を有するリスクは対照群と比較し約2倍であった(同2.2、1.2~3.8、P<0.05)。

著者らは、「今回の結果は、片頭痛と子宮内膜症は併発することが多いというこれまでの研究結果と一致している。特に、診断マーカーがないことから、子宮内膜症と片頭痛の診断は見逃されたり、遅れたりすることが多い。そのため、治療最適化のためには、これらの症状のいずれかを呈する患者には併発の疑いを強めることが望ましい」と述べている。(HealthDay News 2022年3月8日)

https://consumer.healthday.com/migraine-more-prevalent-in-women-with-endometriosis-2656839375.html
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