サウナのNGマナーは“汗”がポイント 怪しい行動を目撃した時の対処法は?
寒い冬こそサウナへ! 外気浴を気持ち良いと感じる絶好のシーズン
──寒さの厳しい季節がやってきます。冬はサウナを楽しむのに向いているでしょうか?
小嶋斗偉さん(以下小嶋):向いている!!
上野勇希さん(以下上野):冬こそ、サウナの季節ですよ!
MAOさん(以下MAO):元々サウナは寒い地域で生まれた入浴法なので、間違いなく向いていると思います。また冬の外気浴は、水風呂を挟むことで寒さを感じづらくなるので、特に気持ちが良いものです。
勝俣瞬馬さん(以下勝俣):季節ごとにそれぞれの楽しみ方があるので、向いていない季節はありません。ただ、サウナ発祥の国とされているフィランドは寒い国ですから、寒い季節の方が外気浴を気持ち良いと感じられるはず!
──サウナでしっかり温まった体が冷たい空気に触れると、とても気持ち良さそうですね! 冬のサウナはどれくらいの時間入っているのが良いのでしょうか?
MAO:水風呂に入って、外気浴にも行ける心がまえができるくらいでしょうか。
小嶋:無理をせず、体が熱くなるまで入ることをおすすめします。
勝俣:季節を問わず、自分の体調に合わせて入るのがベストだと思います。ただ、冬は体が冷えているので、長く入りやすい季節かもしれません。じっくり体を温めましょう。
上野:時間はその日の自分の体調と相談しながらでしょうか。入っている時間が季節で大きく変わることはないようにも思いますが、冬は体の芯まで冷えていることがあるので、1セット目は普段より2分ほど長く入っている感覚がありますね。
冬のサウナは“水風呂短め”がコツ 外気浴の代わりに内気浴でもOK
──冬のサウナでしっかりととのうコツはありますか?
勝俣:まずはじっくりと体を温めること。そして水風呂に長く入りすぎないようにして、出た後はしっかり水滴を拭くことですね。
小嶋:水風呂の時間は短めにした方がいいでしょう。寒すぎる時は、外気浴ではなく内気浴(施設内の椅子に座って休憩を取ること)にしてもOK。浅めの寝湯がある施設なら、ゆっくり浸かりながらととのうのもありです。
MAO:サウナに入っている時間は多めに、その後の水風呂は短めにします。そして外気浴へ。外気浴中は冷えすぎるので、バスタオルが持ち込めるのであれば、ブランケットのように使うのがベストです!
上野:外気浴ではサウナポンチョなどを使っても、外の低い気温とのバランスが取れて最高ですよ。
──冬だからこそできる、サウナの楽しみ方を教えてください。
勝俣:もし外に雪が降っていたら、外気浴の時に雪に触れてみるのも気持ちが良いですよ。
上野:外気浴中にサウナポンチョやブランケットに包まれると、冬は特に幸せな気分になります。
小嶋:ととのうために、サウナ、水風呂、外気浴の1セットを2~3回繰り返します。冬の方がよく体が冷えて、2セット目のサウナに長く入れるので、ととのった時の爽快感をより楽しめるはず。
MAO:露天風呂がある施設なら、外気浴で冷えた体をそこで温めてください。じわーっと体にお湯が染み渡るようで、2度ととのう感覚を味わえます。
他の利用者がサウナの温度を変えた、マナー違反をしている…対処法は?
──あるサウナ施設で先月、利用者が設定温度を無断で140度に変えるという出来事がありました。このような場面に居合わせたら、まずは何をするべきでしょうか?
勝俣:明らかにおかしいと感じたら、すぐ施設の人に伝えましょう。サウナに入っている人にも教えてあげた方が良いでしょうね。
MAO:何か異変を感じたら、すぐにサウナ室から出た方が良いと思います。
上野:マナー違反を見かけたり気になることがあったりする時は、必ず施設の人に相談してください。利用者同士で注意するとトラブルのもとになることがあり、他の利用者に影響してしまう可能性も。
小嶋:僕の場合、怪しい動きをしている人を見たら、声をかけるかもしれません。でもやはり、まずは施設の人に報告する方が間違いないでしょう。
サウナの“NGマナー” ポイントは汗に関する行動
――最後に、サウナでやってはいけない“NGマナー”を教えてください。
勝俣:体が濡れたままサウナに入ることと、サウナ室の中で汗を拭いたタオルを絞ることです。また、大きな声で話ことも他の利用者の迷惑になるのでやめましょう。
MAO:汗に関するものが多いと思います。例えば、サウナでかいた汗を流さないまま水風呂に入ったり、サウナ室で自分の汗を飛ばしたりするとか。
上野:サウナ中は、自分の汗が周りの人にかからないことを意識しましょう。汗をこまめに拭くことは発汗にも良いとされているので、周囲への配慮は自分のためにもなります。
小嶋:サウナに入る前はコンディションを万全にして、なおかつ他の利用者に迷惑をかけないように心がけるのが基本。空いていたとしても、汗を手で弾いたり、タオルを自分の席の隣に置いて広く使おうとしたりするのはやはり控えてほしいですね。
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