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みかんの白い筋どうしてる? “取り除く派”“そのまま派”で真っ二つ 果樹園専門家が回答


意外に知られていない栄養価も…“みかん王国”専門店に取材してみた

冬の季節のおなじみの果物である「みかん」。たびたび話題に上がるのが、果肉の外側に付いている「白い筋」の扱いだ。食感をよくしようとして、きれいに取って“ツルツル”にして食べる人もいれば、気にせずにそのまま口に運ぶ人もいる。時に議論を呼び起こす白い筋は果たして、残した方がいいのか、取った方がいいのか。みかんのおいしい食べ方について、全国有数の産地である愛媛県のみかん専門店に聞いた。

「みかんの白い筋は栄養があるらしいのでそのまま食べる派です」「みかんは白い筋があることにより旨みが増す」「みかんの白い筋を綺麗にとることに、夢中になれる私です」「みかんの白い筋を全部取るまでみかん食べられない派」「みかんの白い筋1時間くらいむいてたwww」……

SNSでは、白い筋の“肯定派”と“否定派”がそれぞれの意見を発信している。白い筋を丹念に取り除くこと自体に1つの楽しみを覚えている人もいるようだ。

そもそも白い筋とは何なのか。農林水産省によると、公式サイトに答えが。「みかんの皮をむくと白い筋がありますが何でしょうか」という消費者からの質問に答える形で回答を記載している。

これによると、みかんの構造は、オレンジ色の外皮の部分(フラベド)と白い内側の部分の中果皮(アルベド)、果心という実の真ん中の芯の部分、可食部分である一つ一つの房はじょうのう(果肉を包んでいる薄皮)とさじょう(果肉)でできているのだそう。

そのうえで、「じょうのうの表面には、網の目のような白い筋の維管束があります。果心から円状にじょうのうが連なり、そのまわりを維管束で囲んでいます。維管束はさじょう中のどの粒も必ずつながっているので、果心側からも維管束側からもまんべんなく栄養分や水分を補給し、さじょうに蓄えることができます。この維管束には、豊富な食物繊維と『ヘスペリジン(ビタミンP)』が豊富に含まれています」などと紹介している。

みかんの「白い筋」は農林水産省によると「食物繊維と『ヘスペリジン(ビタミンP)』が豊富」という【写真:ENCOUNT編集部】
みかんの「白い筋」は農林水産省によると「食物繊維と『ヘスペリジン(ビタミンP)』が豊富」という【写真:ENCOUNT編集部】© ENCOUNT

ここで、気になる疑問について、みかんの専門家に聞いてみた。愛媛県今治市の「のま果樹園」(株式会社乃万青果)の“中の人”が取材に応じてくれた。

白い筋は、食べた方がいいのか。それとも、いらないのか。

「正直、食べても食べなくてもいいと思います」

驚きの答えだった。そこはやはり、人それぞれの好みだという。

「まさに好みの問題で、白い筋をいかにきれいに取って食べるかということにこだわる人もいますし、ツルツルの食感を好んで食べる人もいます。ただ、白い筋に含まれる食物繊維は腸内環境をよくするとされていますし、ビタミンPはビタミンCの吸収を助けるとも言われています。とにかく、白い筋をどうするかは、その人次第ですね」

“みかん王国”の中の人は今回、みかんの皮のむき方のコツや、おいしくする食べ方についても教えてくれた。

まず、白い筋が取りやすくなるむき方について。

「白い筋は、へたから枝のように伸びているので、へたからむくと、一緒にくっついて取りやすいですよ」

また、みかんの効率的なむき方があるそうだ。

「下の方のくぼんでいる、いわゆる“へそ”と呼ばれる部分から半分に割って、さらに半分にして4等分にします。それで、へたの方から房を外していくと、すぐに手っ取り早くむくことができます。ただ、これは(生産地ライバルの)『和歌山むき』と呼ばれていまして、愛媛県民からすると、呼び方は本意ではないですね(笑)」

ここで、みかんをより甘く食べるテクニックを伝授。ポイントになるのは、「劣化」だという。

「みかんに含まれる酸味、酸っぱさは、みかんが劣化すると修復しようとして消費されます。この作用を利用して、みかんにダメージを加えると甘くなるんです。例えば、みかんを自転車のかごに入れて一定時間こぐ、みかんを手でもむ。こうした後に、1、2時間置いておきます。みかんが受けた傷を修復しようと、酸味が消費されます。そうすると、甘く食べることができますよ」

結局、みかんの“白い筋問題”は永遠の論争ということなのか。とはいえ、豆知識を知ることで、冬の風物詩をよりおいしく堪能することができそうだ。ENCOUNT編集部

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