冬場になると気になるのが肌の乾燥。特にかかとは乾燥しすぎてひび割れることもありますよね。靴下をはく時にカサカサのかかとに触れると、何だかテンションが下がってしまいます。そこで今回は、かかとの保湿ケアに関するライフハックを検証してみました。尿素クリームと食品用ラップフィルムを使う方法には、どのくらい効果があるのでしょうか?
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なぜかかとがカサカサになるのか
冬になるとお悩みの一つになるカサカサのかかと。普段から目につく部分ではないだけに、ケアを怠りがちになってしまう部分でもあります。
肌はそもそも、古い細胞が角質になってはがれ落ち、その下からまた新しい細胞が出てくるというターンオーバーを繰り返しています。このターンオーバーが滞り、古い細胞がそのままになってしまうと、ザラザラで硬い肌になってしまうそうです。
ターンオーバーが滞る原因としては、やはり乾燥がその筆頭。冬場はただでさえ空気が乾燥しますが、ここに加齢が加わるとさらに拍車がかかるとされています。同じく皮脂も加齢により分泌が少なくなるため、肌はもっとカサカサに。また、かかとの角質は軽石などで無理に削るより、保湿でターンオーバーを促す方が良いそうです。
ただし、夏場もかかとがカサカサの場合は水虫などの可能性もあるため、まずは皮膚科で診察を受けましょう。
1日で効果が表れる尿素クリーム+ラップ
今回検証するライフハックは、尿素配合のクリームと食品用ラップフィルム(以下、ラップ)を使う方法です。尿素は天然保湿因子の一つで、クリームや化粧品、医薬品などにも使われているポピュラーな成分。また皮膚表面の角質を取り除く働きもあります。
【用意するもの】
・尿素クリーム(尿素10%配合)
・食品用ラップフィルム
【検証方法】
かかとがカサカサを通り越してガサガサになり、触ると引っかかる感触がある状態で、就寝前に右足だけ尿素クリームを塗布。その上からラップを巻きます。
【就寝前】
お風呂に入った後、尿素クリームを塗ってその上から食品用ラップフィルムを巻きます。そのままだと眠っている間にラップがはがれてしまうので、靴下を履きました。
【翌朝】
靴下を脱いでラップをはがしてみると……ガサガサだったかかとがしっとり! ツルンとした肌触りで、しっかり潤いを感じました。
今までかかとにクリームを塗るケアをしたことがなかったため、ここまで効果があることに衝撃を受けました。さらにラップを巻くと、高い保湿効果が得られるだけではなく、寝具にクリームがつかないのも大きな利点です。
またその後も3日間、就寝前に尿素クリームを塗布。翌朝のしっとり具合に変化はありませんが、毎日ケアすることで日中の肌の状態は少しずつ改善されました。
今回は尿素クリームを使用しましたが、ワセリンなども適しているそうです。就寝前のひと手間で翌朝のテンションがぐっと上がるこの方法。今冬はぜひ、カサカサかかとを卒業しましょう!