あなたの健康はお金で買えますか・・・? ストレスなくダイエットを続けるには「まず3日だけ続ける」合計10トンの脂肪を落とした食べ方専門家が伝授
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ストレスなくダイエットを続けるには「まず3日だけ続ける」合計10トンの脂肪を落とした食べ方専門家が伝授

ダイエットをしてもリバウンドを繰り返す人に必要なのは「食べ方」の改善だそうです。1万人以上に食べ方を指導してきた「食べ方コンサルタント」で管理栄養士の岸村康代さんは、ダイエット指導で相談者の脂肪の合計10トン超を落としてきました。著者『続食べ~結果が出る食べ方がカンタンに続く方法』(かんき出版)が話題を集めている岸村さんに、リバウンドしない「食べ方」のポイントを教えてもらいました。

【写真】合計10トンの脂肪を落とした食べ方コンサルタント・岸村康代さん

「食べ方を変える」決意表明がダイエット成功の第一歩

――岸村さんは「食べ方を変えるのは、人生一度きりの卒業式」と仰っています。「一度きりの卒業式」というのはどういった意味でしょうか?

岸村:「食べ方を変える」という決意表示をすることが大切だと思っています。私はこれを卒業式に例えています。というのは「ストレスを感じる食べ方は卒業!」と思って終わらせるのがよいからです。

これまでの習慣を変えることはとても大変なことです。そこで「一度きり」と思うことによって、「結果を出す食べ方をするぞ!」と決意表明をします。ダラダラ続けていたらなかなか結果が出てこないからです。

やみくもにダイエットをすると必ずと言っていいほどリバウンドが訪れます。そこでまずゴールを決めて、これまでの習慣を変えるため「新しい自分」になる気持ちで、理想の自分の体形や体調を掲げ、ストレスをためないように進んでいきます。

一見面倒に見えますが、最初に決意を固めることで、「頑張り」の原動力になり、やがて思い通りの結果が出ると、自己肯定感が高くなり、周囲から称賛されると、ますます自己肯定感が増すというケースを、私は何度も目撃しています。

「3日だけ続ける」ダイエットが効果的な理由

――ストレスがなく続くダイエットとして「3日だけ続ける」を提案されていますよね。

岸村:自分の体験や1万人以上のカウンセリングを通して気付いたのですが、「3日だけ続けよう」と思って本気で取り組むと、体が軽くなったり、体調がよくなったりするなど結果が出て、「これなら続きそう」と喜びにつながり、結果的に続くこともあるのです。

例えば、毎日口にしている大好きなチョコをやめたり、砂糖たっぷりの甘いコーヒーをやめるのに抵抗感のある人たちがいました。大好きなものが大切な人との思い出だったりすると、ますますやめる(別れる)ことに対してストレスを感じ、余計に食べたくなるというのです。

そこで私が「旅行に行くような気分で3日間だけ、甘いコーヒーをやめてみてください」と提案したんです。するとやめただけで血糖値スパイク(※)が下がって「調子がいいから続けてみよう」ということになりました。

最初の1日目はつらいですが、「あと2日」なら頑張れるようです。3日続けてみて「さすがに無理」や「体調がなんとなく悪くなった」ときはすぐにやめてもらい、別の方法をやってもらうことにしています。

※空腹時の血糖値は正常だが、食後1~2時間のうちに急激に高血糖(140mg/dl以上)となる病態

「食材を色で判断する」食べ方とは?

――「食材を色で判断する」ことも効果的だと推奨されていますが、その根拠は?

岸村:目の前の食材がなんとなく茶や白が多いということはないですか? イベントなどで支給されるお弁当には、揚げ物やご飯の量が多く、見た目が茶と白だったりします。一概に言えませんが、茶と白だけだと多くの場合、糖質や脂質が中心となって、カロリーオーバーとなっています。

そこで茶と白を減らして、緑と赤を増やしましょう。それだけで大幅にバランスを改善することができます。赤はトマト、スイカ、緑はほうれん草や枝豆、豆苗、青汁などです。パプリカなど他のカラフルな野菜でもいいでしょう。コンビニでも手に入りやすい手軽なものなら、トマトジュースやメカブなどでも大丈夫です。

注意したいのは、減らさなくてもよい白と茶の食材があるということです。玄米や全粒粉パン、大麦などの全粒粉穀物は、発酵性食物繊維が豊富です。また、豆腐や納豆などの大豆製品も積極的にとりましょう。

―――食物繊維が豊富な野菜をとるとき、何か工夫できることはありますか?

岸村:生野菜は消化に負担がかかるので、大量に食べられません。食べ放題のバイキングでもおかわりできても2回、3回以上は無理と言う人もいます。

またレタス1個分の食物繊維は約3~4gですが、成人女性(15~64歳)が1日に摂取する食物繊維の目標量は18g以上なので、生野菜だけでは不足がちです。そこで過熱した野菜も加えましょう。朝は味噌汁の具にほうれん草や大根、にんじんなどを具材に。昼はサラダに野菜のおひたしなど、バランスよくとりましょう。食前に食べると、血糖値スパイク防止につながります。

―――菓子パンがやめられず、太ってしまったということを耳にします。菓子パンの上手な食べ方はありますか?

岸村:菓子パンは「パン」ではなく「菓子」という認識で、「ご褒美」の位置づけにするとよいですね。血糖値スパイクが上昇する原因として、菓子パンだけを1回の食事で2つ、3つと食べ続けることがあげられます。見えない糖と脂質をとってしまうため、単体で食べると体へのダメージが大きいのです。

もし菓子パンを食べるのなら、コーヒーや紅茶などの温かい飲み物や豆乳ラテなどたんぱく質を含む飲料を一緒にとったり、ゆで卵や無糖ヨーグルトなどをプラスするとよいでしょう。満足感を高めたり、血糖値の上昇をゆるやかにすることで、太りにくくなります。

◆教えてくれたのは:管理栄養士・岸村康代さん

管理栄養士。野菜ソムリエ上級プロ。一般社団法人「大人のダイエット研究所」代表理事。1万人以上の食べ方の指導をもとに、不健康な食事を改善させてきた食べ方の専門家。ダイエット指導では2000人以上を成功に導き、落とした脂肪は合計10トンを超える。ダイエット失敗経験を経て、論文や研究データや専門書を読破し、医療現場での臨床経験も活かして食について学び直し、自身も15kgの減量に成功。『あさイチ』(NHK)、『ヒルナンデス!』(日本テレビ)など、メディア出演も多い。

取材・文/夏目かをる

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