あなたの健康はお金で買えますか・・・? 洗剤、消臭剤、防虫剤の使いすぎで健康被害が…中毒を起こした例も
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洗剤、消臭剤、防虫剤の使いすぎで健康被害が…中毒を起こした例も

キレイ好きにとっては生活から欠かすことのできない洗剤や消臭剤、防虫剤などなど。「ベランダに干した洗濯物の柔軟剤の香りが強すぎると隣の奥さんから嫌みを言われた」(31歳・女性)といったトラブルはまだかわいいほうで、使いすぎはアレルギーやアトピーなどの重大な健康被害を引き起こす。なにしろ、これらは立派な化学物質だからだ。

 室内に飛散した化学物質は、呼吸によって体内に取り込まれる。

「家庭用品から出る化学物質の量などたかが知れていると思うかもしれませんが、ヒトは1回の呼吸につき約500mlの空気を取り込みます。1分間なら約9リットル。そう考えれば“チリも積もれば”という言葉に現実味が感じられるはず」と話すのは、化学物質問題に詳しい農学博士の川上裕司氏。

「防虫剤や消臭剤はすべて毒」という決めつけはナンセンスだが、やたら頼るのはNGというわけだ。

「妻は蚊の『プゥーン』という羽音を聞くたびにパニック並みの大騒ぎ。虫の侵入に過敏なので、部屋ごとに電気蚊取り器を置き、24時間稼働させている」(40歳・男性)。

 これには川上氏も苦言を呈す。

「畳に刺すタイプの『ダニアース』の使いすぎで中毒を起こした例を知っていますが、殺虫剤は化学薬品の中でも毒性が強い。電気蚊取りで使われているピレスロイド系殺虫剤は、人間への毒性は弱いほうですが、それでも部屋ごとに置くのはやりすぎです。蚊を駆除するだけなら、就寝前の1~2時間つけておき、就寝時には消しましょう」

 衣類用の防虫剤も、思っている以上に人体への影響大。

「防虫効果の高いパラジクロロベンゼン系の製品は、本来、気密性の高い容器に入れて使うものです。それを、毎日のように開ける引き出しやウオークインクローゼットなどで大量に使うのは、吸い込む量が増えるので心配。特にこれからの季節、気温が高くなると揮発性も高まりますからね」

 その上、現代の住宅は気密性が高いので、化学物質が部屋の中にこもりやすい。

「布用除菌・消臭スプレーのCMの、『干すより清潔』みたいな印象に踊らされるのは危険! 使いすぎていいことはひとつもありません。あとは“換気”を忘れずに」

<やりすぎ厳禁ワースト5>

1位:部屋ごとに虫除け剤を置く

2位:ウオークインクローゼットに防虫剤を多用

3位:除菌消臭剤を数時間おきにプシュー

4位:液体洗濯用洗剤を目分量でドバドバ

5位:洗濯のたびに漂白剤を使用

【川上裕司氏】
農学博士。エフシージー総合研究所・暮らしの科学部部長。東京家政大学大学院非常勤講師。生活環境に関わる有害物質や有害生物研究の第一人者
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